コメント
36件
実話モデルでさ、小説書くね
こういうの初心者だからよろしく
私の家には、1匹の猫が居る
その子の名前はココ
その子は家に初めて来た時は3歳の時
私も2歳くらいだったか、あまり記憶に無い。
親が撮ってくれた写真を見返すと、
そこには私と一緒に寝ているココの写真が何枚もある
とても微笑ましい光景と、14歳となった今思う
私「ココ〜ご飯だよー!!✨」
小学生の時からココの世話を完全に任され
毎日ご飯やトイレ掃除などを欠かさず行っていた
ご飯の際、私が呼ぶと駆け付けてくる食欲旺盛のココにいつも私も元気を貰っていた
玩具を投げたら勢い良く走っていく、
それを見て癒される私
悲しい事があって、1人でうずくまってる時も慰めてくれてるのか、そっと近寄って私を見つめてくれていた
ただ、数週間後に異変が起きた
私「ココ〜、ご飯だよー!!」
私はいつもの様にココを呼ぶ
私「あれ?ココ〜?」
この日から、私が呼んでもココは来なくなった
動きも鈍く少しダルそうな様子のココ
おかしいと思い親と病院に向かった
医者「この子もかなり歳が行っているので仕方ないですね」
私「そう、ですか……」
確かに私ももう16歳、ココは14歳となる
猫の平均寿命は14〜15歳程なので、仕方ないのかもしれない
私「……ココ〜、おいでー」
優しく語り掛けると少し苦しそうに私の膝へと来るココを見て、私も心苦しくなった
大好きな玩具も、最近では遊ばなくなってしまった。
私「、そろそろこれも捨て時なのかな〜…」
猫用のベッド、
ココが初めて来た時に買った物らしいが、
ココには使われず未だに放置となっていた
私「ん〜… 」
私は少し考えながらもココの部屋に置いて部屋を去った
ある日の夜、 ベッドに入るとココが入ってきた
ベッドの上に来て私の事を見つめて来たので
私「一緒に寝る?」
と言うとココは毛布に入ろうと頭を突っ込んできた
中に入れてあげると、丸くなり、一緒に寝た
翌朝、毛布をあげると其処にココは居なかったら
少し慌てつつココを探すと
ココの部屋でずっと使われてなかったベッドの上で冷たくなっていた
私「ココ?ココ…ッ?」
私はゆさゆさと揺らすが…反応が無い
気付くと私は泣いていた、分かっているのに
ココはもうこの世に居ない事を承知していたのに、ココが起きるのを待っているかのように…ココ揺さぶっていた
しばらくすると母親が来て私の背中を撫でてくれた
葬式をする事となり、私はココの玩具などを片付けていた
思い出の品を手に取り、車に乗せた
棺に思い出の品を入れて、最後にココを入れる
私は入れる事に抵抗があった、誰よりもココと時間を共にしたのに、もう終わってしまうのか…
私「嫌だな…」
なんて呟きながらココを棺に入れた
ココの寝ている顔、元気に走る姿、
これはもう見れないのだと
私「またね、またねッ、」
と言いながらココを見送った
今思うとココが最期の夜、一緒に寝てくれたのは最期のお別れの挨拶なのかもしれない。
あの12年間は私にとってかげかえのない時間だった、
また会おうね、ココ