テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
⚠️ 意味不明なところがあるかもしれません。申し訳ございません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
春風に揺られて、おめでとう、と言いたげに桜の花を舞わせる。私の長くなった髪も桜の花びらと一緒になびく。
忍術学園の門の前に来ると、謎の安心感がある。やっと帰ってこれたんだ、と少し泣きそうになった。
授業前の学園に帰宅なんて、1年ぶりだな、なんて悠長に思いながら、小さな扉を叩いた。
「はぁ~い」
1年前と変わらない声に私はふふ、と笑ってしまう。お兄ちゃんは変わらないなぁ、なんて思いながら、扉が空くのを待つ。
「ただいま戻りました。お兄ちゃん。」
私がそう言うと、お兄ちゃん、小松田さんは私を見るなり大きな声を上げた。
「ゆ、ゆゆゆ、結江ちゃん!!!!!!」
そんなお兄ちゃんのそばを通って学園の中に入ると、久しぶりな気がする。
「お兄ちゃん、びっくりしすぎですよ。」
私がそう言うと、お兄ちゃんは目に涙を溜めていて、バインダーを落とした。私はそれを拾って出門表に自分の名前を書いた。
「うわぁぁぁん!!」
お兄ちゃんの泣き声があたりに響いたのにはびっくりしたなぁ。
_____
その後、私は学園長先生に任務が完了したことを伝え、くノ一教室に戻った。
シナ先生は私を見て泣いたが、後輩の気配が全くせず、疑問に思っていると、食堂の方から叫び声が聞こえた。
入学式が終わり、まだ新入生が入って一週間も経っていないのにくノ一の子たちがまたも、忍たまの子達に痺れ薬を持ったようだ。
私はシナ先生に頭を下げてから、食堂の方へ足を進めると、溝を抑え顔を青くしている土井先生の姿が見えた。
「……土井先生?」
ピク、と反応した土井先生。
私の方を見た土井先生は目を見開いていた。
「……ゆ……結江……?」
私の名前を恐る恐る呼ぶ土井先生に、私は吹き出してしまった。なんでみんな、ビックしていらしているのか、分からないからだ。
「はい……」
私が返事すると、安心した表情に戻る土井先生。
私はお辞儀をしてから、食堂を見ると新入生がひっくり返っている。
私はため息をこぼしてしまった。
そんな私に土井先生は、ハハ、とかわいた笑みを漏らす。土井先生、気づいていたな、と心中でこぼす。
「何してるの?」
さっきまで楽しそうにしていた後輩のくノ一達がビシ、と固まる。まるでさびたカラクリのように振り向く後輩たちに私はため息をついた。
「もう一度聞くよ。何をしていたの?」
身体が痺れている忍たまの新入生たちをちらり、とみて、私は目を見開いてしまう、あまりにも弟に似ている子がいたからだ。
「し、四ノ宮先輩?」
後輩に呼ばれた私はその子から目を離し、後輩を見る。
「はぁ、シナ先生と御説教ですね。
土井先生、新入生のみんな、ごめんなさい。
痺れ薬の解毒剤は土井先生に渡しておきます。」
失礼します、と私は声をかけてくノ一教室へ向かった。
その後、後輩にきつくきつく言い聞かせたのは当たり前のことで、お説教が終わると後輩におかえりなさい、と言って貰って、ただいま、と返すことが出来た。
その後、先輩方に会いに行かせていただいた。
夕方のため、部屋にいるだろう、と思い、6年い組に進級した先輩方。
い組の部屋の前で私は声を出した。
「くノ一教室5年、四ノ宮です。挨拶にまい」
りました、と言おうとした瞬間、6年生の長屋が一斉に空いた。
「結江!!!」
最初に七松小平太先輩のタックルを頂いて、その後、ふらついた善法寺伊作先輩の不運に巻き込まれた先輩方が私の方に倒れて来ました。
その後から記憶がありません。
先輩方に挨拶を済ませ、同学年の部屋に向かうと竹谷くんが私を見るなり、泣きました。
「ゆえ”〜!!」
「おかえ”り〜!!」
竹谷くんと不破くんが泣きながら、私を抱きしめてて他の3人は大人っぶってた。
「ただいま、」
そう言ったら、3人も泣いた。なんで?