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可愛いあの子が気にゐらない。
悩める睫毛と恋する乙女の瞳を私は見逃さない。
友達なんかになりたくないはずだったのに……..
紗奈(さな)「あの子が憎い、どうしてこんな思いしなくちゃ……」
瑠華(るか)「大丈夫?私の話聞いてた?」
紗奈「ああ。ごめん、で何だっけ?」
瑠華「もう〜〜〜〜〜ほんとに紗奈はぼーっとしすぎなんだから。いつも何考えてんのか分かんないし」
「って聞いてる!?」
友達1「麗央ってほんとに勉強もできて、可愛くて運動もできるだなんて最高じゃん!!!」
友達2「そうだよね〜!!今日もサッカー部のエースに告白されたんだっけ??」
友達1「え〜〜〜〜ヤバッ!!!超人気ある人じゃん!!!!」
麗央(りお)「そんなことないよ〜。告白は断ったし。」
友達2「え〜なんで?」
麗央「私は本当に好きになった人と付き合いたいから」
瑠華「麗央ちゃん。相変わらずだね〜女子からも男子からも人気あって。うらやまし〜〜〜」
麗央「あ!紗奈!!久しぶりだね。今日は部活?」
紗奈「ううん。今日はオフ」
麗央「そうなんだ(ニコッ)それじゃあ、また明日〜!」
タタタタタ
瑠華「キャ〜〜〜〜〜麗央ちゃんに声かけられちゃった。もしかして麗央ちゃんと知り合いなの?」
紗奈「全然そんなんじゃないから。」
瑠華「え〜そうなんだ。でも仲良さそうにみえたけどな〜、あ、それじゃ私はここで」
紗奈「また明日。」
紗奈(全然麗央とは仲良くなんかない。けど幼馴染なだけ。だって、ずっと昔から……………)
紗奈が 小3のころ
紗奈「お母さん。私塾のテストで90点とったんだ!!!みんなあんまりとれなかったみたい」
紗奈の母「う〜ん。でもお隣の麗央ちゃんは98点ですって、一問間違い惜しいわよね〜〜」
紗奈「………….」
紗奈が中1のころ
紗奈「お母さん!!私、テストで学年1位だったんだ!!!!!」
紗奈の母「へぇ〜。あそういえば、もう麗央ちゃんは確実に◯◯学園から推薦をもらったらしいわ〜中2なのに凄いわよね〜」
紗奈「……………」
紗奈(そう。私はずっと麗央と比べられて生きてきた。でも、麗央と同じ土俵に立てるように必死に努力したけど
麗央に勝つことは一度もできなかった。だから、絶対に恋愛だけは自由にさせてほしい)
次の日
瑠華「おはよう〜。というか今日小テストじゃん」
紗奈「それくらい、テスト勉強しなくても解けるくない?」
瑠華「言うね〜。さすが学年二位」
紗奈「それ、やめて」
瑠華「あ、ごめんごめん。やっぱ麗央ちゃんが学年一位なんだね〜」
紗奈「そりゃそうだよ。誰も麗央には勝てないんだから」
瑠華「あ!私今日推しのグッズの本出版されるんだった!!!行かなきゃ!!バイバイ」
紗奈「あ〜行ってらっしゃい……….って図書室の本返すの忘れてた〜最悪」
タタタタタタタタタ
ドカッ
紗奈「あ、すみません。全然前とか見てなくて」
???「いえいえ、俺こそすんません。」
紗奈「え………..もしかして巡!?!?」