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(今回もAIくんです。(by咲良))





「どうしたの?」と僕が聞くと、神田さんは答える。

「……口腔内から出血。」

……え?それってつまり……?

「毒を使ったのでしょうね……」

「あれ?でもモノネコファイルには銃殺って書いてあったよね?」

「直接的な致命傷が銃殺ってことでしょう。」

「じゃあ毒は?」

「……おそらく、気を失わせる為に使ったのでしょう。佐倉くん。」

「何?神田さん」

「化学準備室に行って見てきてくれる?」

「あ、クロロフォルム?」

「えぇ。きっと使われているはずよ。」

神田さんが言うので僕は化学準備室に。

そこには、確かにクロロフォルムがあった。

そして、そのクロロフォルムの瓶の中を見てみると明らかに減っていた。

僕はそれを確認すると遺体を調べている神田さんの元へ戻り、

「やっぱり使われていたよ。1/2……半分。」

「そう。ありがとう、佐倉くん」

神田さんはそう言うと遺体の口の中をもう一度見る。

するとその時だった。

「えー、ボクが待ち疲れたんで、そろそろ初めましょっか?お待ちかねの学級裁判を!

オマエラはいつものように赤い扉の中で待つように!」

とモノネコのアナウンスが流れた。

「行きましょう、佐倉くん」

「うん。」

僕達は赤い扉の中へ入っていった……。

そこにはもう僕と神田さん以外のみんなが集まっていて。

「……大地、まだ顔色が優れないようだが……」

と綺杜くんが僕を

心配して声をかけてくれる。

「……うん、大丈夫。

心配してくれてありがとう」

と僕は答えるが、正直不安だった。

これから始まるのは命をかけた学級裁判……。

そんなことを考えていると、

「全員揃ったよね?ならそこのエレベーターに乗って裁判場まで来るように!」

とモノネコが言った。

そして、エレベーターに乗り裁判場まで行く。

「オマエラ!集まりましたね?

では……始めましょう!」

とモノネコが言うと同時に僕達は裁判所の中に入っていく。

そこにはいつもの席が置いてあり、その席に全員が座ると裁判が始まるのだった。

今回の被害者は超高校級のギャルである佐倉奏美と超高校級のお嬢様、マリアさん。

(奏美とマリアさんの仇をとるんだ……!

絶対に犯人を突き止めてみせる……!)


「まずは、学級裁判の簡単な説明をしますね。」

とモノネコが言うと、モニターに映像が流れる。

「学級裁判では『ノンストップ議論』という方法で議論をしてもらいます!正しいクロを指摘出来れば、クロだけがオシオキですが……もし間違った人物を指摘した場合は……クロ以外の全員がオシオキされてしまいます!」

「そういうのはもう、分かってるから早くしなよ。」

と桜野さんがツッコむ。

「では、議論を始めてください!」

モノネコがそう言うとモニターに映像が流れる。

(まずは奏美とマリアさんを殺した犯人を……)

《ノンストップ議論開始》

桜野:まずさ、今回の事件ってどんな感じなの?

神田:そうね……死体は2つとも、食堂にあったわ。

綺杜:……俺達がいつものように集まるために食堂に着いたらもう2人とも殺されていたな。

桜野:そっか……。

じゃあさ、犯人はどうやって2人を殺したの?

神田:そうね……

モノネコファイルにもある通り、直接的な致命傷は銃殺みたいね。

須藤:なんか、すげぇ勿体ぶるな?

結局銃殺されて終わりなんだろ?

桜野:それは……どうなんだろ?

平瀬:でも、銃を犯人が持ってたら、

被害者のお2人とも逃げるはずじゃ?

神田:そうね……。

でも、2人とも気を失っていたとしたら?

須藤:あ?気を失う?

桜野:……あぁ、なるほど。

綺杜:……つまり、【例のクロロフォルムを使った】ってことか。


佐倉(僕):【そうだね!】


Break!



佐倉(僕):うん、化学準備室のクロロフォルムを使ったんだ。

桜野:化学準備室って……あの部屋?

佐倉(僕):うん、そう。あそこの棚から毒を取ってきて2人にどうにかして嗅がせたんだと思う。

須藤:でもよ、たしかあれって数時間経たないと嗅がされたやつは気を失わないんだろ?

神田:そうね……。

でも、犯人は気を失わせる為に使ったのでしょうね。

桜野:なるほどね

平瀬:でもそう思うと不自然じゃありませんか?

佐倉(僕):不自然?

平瀬:なぜ2人して食堂に来たんでしょうか?




《ノンストップ議論開始》


桜野:確かにそう考えると不自然だね

綺杜:……2人とも腹減ったから来たのかもしれないし

神田:いいえ、お腹がすいたら来たという訳では無いわ。

綺杜:……それなら夜時間にここにいた説明がつかないな。

神田:もし、夜時間前に呼ばれていたんだとしたら?

須藤:そんなわけないだろ?

『きっと、朝のアナウンスが鳴る直前に殺られたんだよ』


佐倉(僕):『それは違うよ!』


Break!



佐倉(僕):いや、違う。

朝のアナウンスが鳴る直前に

殺られたんじゃないよ。

桜野:え?そうなの?大地くん……。

神田:えぇ、そうよ。

これを見て頂戴。

平瀬:そのくしゃくしゃの紙は……?

神田:佐倉さんもマリアさんも手に同じ紙切れを握ってたわ。中にはこう書いてあったわ。

「大事な話がある、夜時間前に食堂に来てくれ。」

綺杜:……呼び出しか?

桜野:でも、夜時間前に呼び出したら……

神田:えぇ。

犯人にとっては都合が良すぎるわね。

佐倉(僕):きっと犯人は2人が食堂に来てから夜時間になるまでどこかに隠れて2人が閉じ込められるのを待ってたんだと思う。

神田:そこで、犯人はこれを使った。

平瀬:それは?

神田:これは、加湿器のリモコンよ。

綺杜:……過失木???(初ボケ)

神田:2人が閉じ込められたのを確認した犯人はこのリモコンで加湿器のスイッチを食堂外から入れて食堂内の加湿器を起動させた……。

もちろん、加湿器のタンクの中にはクロロフォルムが入れられてたわ。

桜野:なるほど……。

神田:でも、犯人は数時間クロロフォルムが効かないことを知っていたから、2人が気を失うまではどこかで時間を潰してたのでしょうね。

……例えば2階のプールとか。





桜野:うーん……。

でもさ、なんでプール?

平瀬:もしも、夜時間の時に寄宿舎じゃ誰かに見られた時問い詰められるからとかでしょうか?

神田:それもあるでしょうけど、違うわ。

……1人いるでしょう?

泳ぐのが大好きな人が。

須藤:おい、

まさか俺だって言いたいのか?!

神田:えぇ、そうよ。

桜野:なるほど……だからプールか!

平瀬:須藤……くん?

佐倉(僕):なるほど、2階のプールなら、夜時間に誰にも見られる心配もない。

もし仮に見られたとしても

「いつものようにトレーニングしてただけ」

だって言い訳もできるしね。

須藤:いや、納得してるけどよ、

俺がやったという証拠がねぇだろ!?

綺杜:……確かに証拠はないな……

神田:……証拠があればいいのね。

なら、これ。何かわかるわよね?

佐倉(僕):……スイミングキャップ?

須藤:……は?

神田:貴方が愛用してるスイミングキャップ。何個も同じもののストックを持っていて持ち歩いてるよのね?

ならその持ち歩いてる物が貴方のズボンのポケットからひとつ減っているはずよ。

……ちなみにこのキャップ、現場の食堂に落ちてたわ。

須藤:いやいやいやいや!!!

待て待て待て待て!!!!

俺は犯人じゃねぇよ!!

桜野:でも、神田さんの言う通りなら……。

須藤くんしか考えられないよね?


《ノンストップ議論》


須藤:いや、待てって!

そのキャップだけで俺だと決めんのは

はやいだろ!?

神田:いいえ、それは違うわ。

須藤くんが犯人である証拠は他にもあるのよ?

桜野:え……?まだあるの……!?

神田:えぇ。

これよ。

平瀬:これは……ペットボトルとゴム手袋?

神田:このペットボトルとゴム手袋が捨てて

あったのはプールの男子更衣室よ。

ちなみにこのペットボトルに入っていたのはクロロフォルム。

綺杜:……なるほど。

通常男子更衣室に入れるのは男子だけ。

ならば犯人は自ずと男子という事になるな。

神田:それに。このペットボトル。

指紋照合したわ。

佐倉(僕):え?また学級裁判中に

照合してたの!?

神田:佐倉さんのファンデーションを借りたけどね。

そして、照合の結果、貴方だと出たわ。

須藤:いや、待てって!

俺は犯人じゃねぇよ!!

桜野:でも、神田さんの言う通りなら……。

須藤くんしか考えられないよね?

須藤:いやいやいやいや!!

待てって!俺は犯人じゃねぇよ!!

あ、あれだよ!

きっと犯人が

俺のペットボトルとゴム手袋を盗んで捨てたんだよ……!そうだよな!?佐倉弟!?

((必死))

佐倉(僕):それは違うよ。犯人はクロロフォルム入りのペットボトルを持ってたんだから、クロロフォルムを入れる前までは直にペットボトルを持っていたはず。

クロロフォルムが毒なのは知っていたから手袋をはめた上で、ペットボトルに入れて加湿器にセットしたんだ。

桜野:そっか……。

須藤:その時俺はちゃんと部屋で寝てたって!

神田:でも、プールの男子更衣室にペットボトルとゴム手袋が捨ててあったのよ?

須藤:それは……誰かが俺のを間違えて捨てたんだよ!そうに違いない!!

神田:なら、モノネコ。

モノネコ:あ?はいはい?

神田:全員の部屋に監視カメラを置いて覗いてる趣味の悪いあなたならその日の夜時間のカメラの映像、あるわよね?

モノネコ:エッ!?;いや、もちろん……録画もありますけど……

神田:だしなさい。今すぐに。

モノネコ:ひっ!?カオが怖いよ!?神田さん!?

神田:早く。

モノネコ:うぅ、先生はこんな怖い生徒だとは思わにゃかったにゃ……


モノネコはそういうと当時の映像を流し始めた。


平瀬:その時いないのは……

桜野:被害者の2人と

綺杜:……須藤だな。

須藤:……

……ちがう!

俺じゃっ!!

俺じゃねぇよ!!!



(もう物的証拠もでてる。

でも、須藤くんは認めようとしない……)


神田:…佐倉くん。

認めさせてあげなさい。

事件を振り返って証拠を突きつけるのよ

佐倉(僕):うん……!


〘クライマックス推理〙

佐倉(僕):まず、犯人は2人を殺すために食堂に呼び出した。

呼び出された奏美とマリアさんは呼んだ犯人が来るまで待っていた。

でも本人は食堂の近くの部屋で夜時間になるまで隠れていた。

夜時間になると、奏美とマリアさんは食堂のシャッターが閉まり、閉じ込められる形となった。

そこで、犯人は食堂の外から、加湿器のリモコンを押して、加湿器を起動させたんだ。

加湿器のタンクにはクロロフォルムが入っていた。

犯人はそのクロロフォルムを持ってきたペットボトルとゴム手袋を持って2階の男子更衣室に向かった。そこで犯人はペットボトルとゴム手袋を捨てて、時間つぶしにプールで泳いでいた。

夜時間だし、誰にも見られないからね。

数時間たったあと、食堂では気化したクロロフォルムによって奏美とマリアさんは気を失ってしまった。

そこで犯人は食堂をモノネコに言って開けてもらい、2人を銃殺した。


そして、犯人は食堂を後にして自室に戻って行った。

そうだよね?



超高校級のライフセーバー、

須藤衛くん!



Break!



須藤:……は?なんだよそれ!

ふざけんなよ!!

佐倉(僕):これが事件の真実だよ。

犯人は、プールで泳いでいた君だ。

ダンガンロンパdéception第4章『月刊絶対絶望サンデー(非)日常編』

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