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Prologue
真っ暗な夜。その少年は高台から街を見下ろしていた。
「……相変わらず賑やかな街やな」
今は春。花びらが舞う。
「希望に満ちあふれている」
その少年は呟く。
刹那、嵐のような風が吹く。
散った桜の花びらで前が見えない。
「はは、!!おもろいな…
壊してやりたいわ。全てッ!!」
そう、少年が言い終わった頃には桜の木はいつの間にか切り倒されていた。
そして、その少年もいなくなっていた
1話 濫觴
カメラを持った一人の青年がいた。
透真「はー!いい新聞ネタねぇかな!!」
そう言いながら街を歩く。ふと、目に入ったのは電化製品の店で店の外にあるテレビに映し出されていたのは「桜並木の桜全て何者かに切り落とされる」というニュースであった。内容は昨晩、突然桜の木達が全て切り株になって発見された。市に切る申請は全くされておらず、施設側は全く切る予定をしていなかったようだ。倒木とするには綺麗すぎて不自然……。防犯カメラにも何も映っておらず人によっては幽霊がやったなど言っており、騒ぎになっているようだ。
透真「ふーーん!!いいネタみっけ〜」
透真はこの事件を追ってみることにした。
「「次のニュースです。東京都内で突然魔法のようなものが使える人が急増しています」」
……
とりあえず、まず事件現場来てみた。
「あっ、一般の方は立ち入り禁止ですので」
知ってた。
透真「いやーーいけると思ったんだけどねーー」
そばのベンチに座る。
好物のコーラでも飲んで景色を楽しんで一息つこうと景色の方を見ようとした。
が、その時、
「「待ちなさい!!!」」
透真「!?なんだよ!?」
立ち入り禁止エリアから黒いフードをかぶった少年がこちらにかけてくる。手には何かを持っており、
……これは…………、巻き込まれる。
??「そこのお兄さんッ!助けてほしいんだぞ!!」
透真「は、はぁ!?」
手に持っていたものを咄嗟に渡される。少年に手を引かれ、走る。
警察が追ってきている。
……。できれば警察は敵に回したくなかったんだが。
透真「お、お前!何処向かってッ」
??「……警察は撒けたみたいだぞ、お兄さん、ごめんなんだぞ」
透真「…、お前、これ、なんだ?」
咄嗟に渡された物……ネックレスを差し出す。
??「大事なものなんだぞ、持っててくれてありがとうなんだぞ
お兄さん、もう一つお願いしていい…?」
透真「なんだ?もう協力せざるをえないんだが」
一息起き、
??「俺を、一旦匿って欲しいんだぞ」
透真「お、おう………」
この少年を匿うことになってしまった。
透真「ってことで時翔!!じゃまするぜ!!」
時翔「邪魔するんだったら帰って」
透真「ごめんって」
彼は林埜時翔。登山家。新築の家で、家には備品がぎっちりと保管されている。
透真「相変わらずすげーな」
時翔「…まあね、でも最近は登ってないし友達に迷惑かけてばっかりだから」
透真「……その、災難だったな、叶目」
時翔「大丈夫、前を向けてるよ。廻やコージー達のおかげで。」
??「そっちのお兄さん……大変そうなんだぞ」
時翔「今は君のほうが災難だけどね、」
透真「そういやお前、名前は?」
??「………………。マリー。マリー・アクチュエータとでも言っておくんだぞ」
透真「本名は教えたくない感じだな?了解。マリー。よろしく。俺は翡翠透真。」
時翔「林埜時翔だよ。よろしくね。」
マリー「!!よろしく、なんだぞ!」
ピンポーンと、チャイムが鳴る。
時翔「…、出てくるね」
時翔は扉を開ける。
「…この男の子を探しているのですが、見覚えがありませんか?捜査にご協力ください」
青い帽子を被り、黒い三つ編みの高身長の警察が言う。
透真「んー?宅配かー?ってあれ!?風雅さんじゃん」
風雅「透真くんやん!あ、そっか、ここ叶目くんの家や、ってことは時翔さんやんな!?」
時翔「あ、はい」
風雅「この子見つけたら言ってな!保護するから!事件に関与してるみたいやから!よろしゅうな!お邪魔しました〜」
そう言い、出ていく。
時翔「…マリー、だよね」
透真「そうだな。ここは引き渡したほうがいいのか…?」
そう悩んでいるとテレビニュースからの報道が聞こえてくる。
「「速報をお伝えします。黒いフードをかぶった青年達が魔法のようなものを使い人々を襲っているようです。外出は自粛するようにと警察から呼びかけられています」」
透真「はぁ!?意味わかんねえ
もうこうなったら俺が犯人捕まえてやるよ!!」
透真は犯人を捕まえる決心をしたようだ。
1話 濫觴 end.