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仁人side
数ヶ月後
そうしてこの学年は、
修学旅行や残っていた他の行事が終わり、
とうとう卒業の日が近づいてきた。
みんな行きたい大学や就職先を決め、
それぞれの道を辿っていく。
なんだかこの3年間、見守ってきた生徒達が
大人になるのは嬉しくも寂しい。
いつかは自立していかないといけない
としても、いい思い出も悪い思い出も、
全てを共有してきたこの学年が大好きで、
大切なんだ。
みんなからの合否を聞いた時は
喜ばしい人もいれば、悲しい人だっていた。
でも、それをも乗り越えて生きて欲しい。
それが、大人になるということなのだから。
仁人「・・・よしっ。
みんなへの手紙は完成と」
ガラガラッ
伶奈「あっ仁くん」
仁人「伶奈。伶奈も手紙書いたの?」
伶奈「そうそう笑」
「忙しいからもう置いておこうと思ってさ」
仁人「確かに笑」
「そう思ったら明日かー…」
今日は日曜日。
明日の3/23(月)が卒業式当日だ。
仁人「あれ?勇斗のとこ2枚置いてるよ?」
伶奈「あー…いいのいいの」
「迷惑掛けた料ってことで」
仁人「まだ修学旅行のこと言ってんの?笑」
伶奈「違うよ。いろいろ。
ほんとにこの子には
色々申し訳ないことしちゃったからさ」
仁人「?」
伶奈「まーみんな優しい子たちだったよね」
「私にも優しくしてくれてさ」
仁人「うん。みんな、いい子だった」
伶奈「・・・やーばい笑
もう泣いちゃいそうなんだけど…」
仁人「泣いていいよ〜」
「明日は俺が多分泣いて
手つけられなくなるから笑」
伶奈「何それ笑」
仁人「明日、楽しみだね」
伶奈「うん。楽しみ」
窓の外に見える桜は散ってしまうことなく
ただ強く、力強く植わっていた。
空の青さが眩しいぐらいの日だ。
手紙を置いて、
俺達は微笑みながら教室を出た。
伶奈「きょー飲みいこーよ」
「あのわがまま彼氏の愚痴聞いてあげる」
仁人「えー?笑」
「それ伶奈がお酒飲みたいだけ
じゃないの?」
伶奈「あっバレた?」
仁人「バレるよー笑」
「何年一緒にいたと思ってんの?」
伶奈「確かに、ね!」
仁人「痛っ!」
「なんで叩いた!?」
伶奈「信じられないほど
鈍感男だからかなー?」
仁人「どういうこと!?」
「なんかした俺!?」
伶奈「もーいーんだよー!」
2人の足音は廊下で響く。
静かに、そして燦々と。
爛々と。
𝐞𝐧𝐝☕︎︎𓂃 𓅇
次回
恋の方程式は君でも解けない 最終回
おまけ
伶奈からへの手紙
・佐野勇斗くんへ
あまり多くは語らないわ。
別に話すこともないしね。
でも、あんたの仁くんを思う
気持ちには負けたわ。
年数じゃない、ほんとに想いの問題
なんだってこと、身をもって体験した。
でも、もうその前から
あんたに惚れてたのかもね仁くんも。
私は土俵にすらたっていなかったの
かもしれない。
完全に負け惜しみだけど言うわ。
次会う時までにはあんた達より幸せになってマウント取ってやるんだからね!!
あの時この選択で良かったって!
あと、仁くん泣かせたら許さないから!
ほんとに地の果てまで追うわよ…
ま、あんた達なら喧嘩しても、すれ違っても
最終的にはそんなところも愛し合って
生きていっているような気がする。
絶対幸せになりなさいよ。
・司小木伶奈より
コメント
16件

今回も最高でした😭 次で最終回なの本当に寂しいです😭 でもどんなラストになるのか今から楽しみすぎます! って思ったら、まだ体育祭も文化祭もあるんですか!?!? 最高すぎます😭😭 天才です……

ヤバイ最終回か次 まじこの物語頭に入りやすいしその場面の造形?がすぐに入ってきてものすごくいい作品です!最終回も楽しみにしてます
#腐M!LK
ゆ。
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