第七章 友達
私の友達はいわゆるメンヘラというやつだった。
私が離れると
どこ行ってたの?
ずぅぅっと待ってたんだよ?
と言ってくる。
でも大切な友達だから
離すことはできなかった。
そもそも何で友達になったかというと
私が転校してきた時に
いじめられていた子を助けた。
その子がこの友達だった。
この子が居なくなったら私は
また孤独。
いじめられて虐待されて。
この痛みをわかちあえるのはこの子だけだった。
ある日友達と話していると、
親ってどんな人の?
と聞いてきた。
そういえば言ってなかったな
私のことを何もわかってないくせに
色々言ってくる暴力野郎(笑)
そういうと友達はつられて口角を上げる。
そっかぁ、じゃあいないほうがマシ?
次は真剣な顔で聞いてきた。
、、、どうだろう
時々消えて欲しいと思う時もあるけど、、
食べ物とか学費は親のおかげだからな、、、
お金とか衣食住のことを考えなければ、
いないほうがいい、かな…。
そう答えると友達は
……じゃあうちに来なよ!
私の家族として一緒に住むの!
お母さんも虐待されてる人を助けないことはないし!
!?!?
私が違う家族になる!?
何言って、、
でもそのほうがいいでしょ?
…え、?
消えてほしんでしょ?
…じゃあ一応今日泊まりに来なよ!
一緒にいるほうが楽しいよ!
……
私は、、、
そういうんじゃない
消えて欲しい、なんて言わなければ良かった
この子も私の気持ちを洗脳しようと思っての?
どうしよう
我慢する?
それとも逃げて友達を家族に、、?
はぁ、、、
やっぱりこの子は助けなければ良かった。
めんどくさいことになるんだから、、!
「めんどくさい」どころじゃなかった。
これから“友達”の逆襲が始まる____
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第八章 大切
ギィ、、
扉が開いた。
いつものように虐待が待って、、
ギュッ、、
よっ!
…え?
助けにきーたよーっ!!
、、、どうしてここに、、?
どうしてって……
察しが悪いなぁ
迎えにきたんだよ?
……!?
えっ、何で??
私はいいの!!
てゆうかここにくるまで私の家族に合わなかったの?
………あーー、
ごめんっ!
殺しちゃったっ!((テヘッ(*´▽`*)
、、!!!!!!
カヒューッ、!カヒュー、、ゴホッ、ガッ
あーあー!
大丈夫!?
過呼吸になって、、((スリスリ
やっ、めてっよッ!!
はなして!!ッ
ハッ、、ハァ、
、、?
ねぇ!!
何で殺したの!?
私はいいって言ったのに!
“めぐちゃん”っ!!!
…!やっと私の名前呼んでくれたね!
ありがとう!
ありがとうじゃないよ!!
私は我慢できるから!
大切な友達だと思ってたのに!!
「大切な友達」だからだよ!
友達が困ってたら助けなきゃでしょっ?
それでも、、!
ゴホッ、、ァガッ
あーあー
またぁー?
だいじょーぶ??
殺すなんて、!
やりすぎだよ!!
……?
君の困りのもとはあいつらでしょ?
悪の元は排除しとかなきゃっ!((シュッ(包丁)
“るかちゃんっ!”
っ、!!!
やめっ、、て、よ((ボソッ
、?なぁに?
もっかい言って?
やめてよ!!!!
ビクッ!
っ私の名前を、、
勝手に呼ばないでよ!!!
もう友達じゃない!
私の家族を、、
返してよ!!!!
はぁ、、
いらないって言ったのは
るかちゃんだよ?((圧
っ、、!
🔪((サッ
はぁーーーー!!!!!
カキーン
そんなことで私に勝てると思うの?
((ザシュッ
うぁ、、、!
どう?痛い??w
るかちゃんの家族、
もぉっと痛くして殺してあげたんだよ!
るかちゃんも同じところに逝きたい?
新しい家族の私が
殺してあげる♡
っ、、
やめて、
たす、けて、、!
((グサッ、、
ふぅーーー
疲れたぁ、、、!
この作戦良かったね。
さっすが先輩!
、、るかちゃん、可哀想w
でもいいや!
騙すの楽しかったぁ!!
念のために家族にも演技をしといてって、、
死ぬんだからいいじゃん
まぁやったけど、、
そう、私は殺し屋!
騙して嘘をつく、、
そうすれば簡単に殺せるんだよぉ!
みーんなぁ!
サッ
はい
あはっ、相変わらず行動が早いね!
……
次は、、
誰を殺す?♡
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殺し屋
本名 草原 奈々
偽名 溝口 めぐ
今日も彼女は
壊れそうな人を
「殺してあげる…♡」
END __
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コメント
2件
すごくいいですね!