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震わす、キミを

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震わす、キミを

1 - 悪夢のはじまり

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2025年07月14日

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大介Side


🩷「悪魔って本当にいるんだ…」

ニュースを見ていた俺は、一言そう呟いた。

ここは魔法界。……といっても、ごく一部の人が使えるだけで、あとは10人に1人がドラゴンを扱えるくらいの街。

俺、佐久間大介は、その10人に1人に入ってる人間。あとは普通の人間8人と一緒に、アイドルグループを結成してる。

そんな魔法界に突如、悪魔とかいう生き物たちが侵略してきたらしいのだ。魔法界でも伝説程度にしか聞いていなかった生き物だから、今俺は本当にびっくりしてる。

ふとスマホに目をやると、案の定グループLINEが稼働していた。みんなもこのニュースを見たらしく、どうやらこの状況に伴ってしばらくの間芸能活動は休止になるみたいだ。

🩷「まあそりゃそうだろうなぁ」

俺はまた1人呟くと、

🩷「シャナ!ちょっと出かけよっか」

相棒であるドラゴンのシャナに声をかけて、空に飛び立った。


悪魔の報道があってから、街中で人の姿を見かけなくなった。お店はかろうじて開いているものの、お客さんの姿はちらほら程度でしかない。無理に営業しなくてもいいのにな、と思いつつ、あべちゃんのお家に向かった。


🩷「やっほーあべちゃん!遊びに来ちゃった☆」

💚「え、ちょ佐久間?!なんで外に出てんの?!」

あべちゃん家の窓から声をかけると、慌てた様子のあべちゃんが俺を迎え入れてくれた。

🩷「えーだって、芸能活動は禁止でも外出は禁止って言われてないでしょ?」

💚「でもあのニュース見たら分かるでしょ、悪魔がいつ襲ってくるか分かんないんだよ?」

🩷「んまあ、そうだけど……」

あべちゃんの言うことにも一理ある、と思いつつ、頑張ってくれたシャナの頭を撫でる。

💚「今日は俺の家から出ちゃダメだからね、暗くなると悪魔も見えにくくなるから」

俺は子どもかよ!とツッコミを入れながら、あべちゃんと一緒に過ごせることを嬉しく思った。

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