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望の独り言　二冊目

第20話 - 呆気ないくらいに普通にしててさ

2024年11月24日

#創作

#日常

#育児

#子育て

#日記

北山望

『望だってよく知らない人にぐいぐい来られたらあんまりいい気しないでしょ？』

叔母さんに言われてなるほどと思った。叔母さんは自分が言ったとおり、麗にいきなり構おうとしなかったんだよ。もちろんオムツ替えたりミルクあげたりはしてくれるんだけど、だからってやたら「よしよし♡」みたいにはしないんだ。なんか呆気ないくらいに普通にしててさ。

だけど、見てたらすごく丁寧にしてくれてた。だからか麗もそんなに嫌がってなかった。保育士の人でも中には雑な人もいて、別に泣いてなかった園児がその人が触ると泣き出して。そりゃ泣いて当然だわって感じだったな。

でも叔母さんはぜんぜん違うんだよ。

そしたら麗の方が叔母さん見て笑うようになってさ。

望の独り言　二冊目

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北山望

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