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いつもより騒々しい外。
なれないかびのような臭い。
豚小屋みたいに狭い部屋。
どこですか?ここ。
いやいや、私どこで寝てんの!?
ここよりもはるかに綺麗なとこだったと思うんだけど。
ていうか視線が低いような・・・
服もなんかすごくみすぼらしいし
ゴワゴワする
え、何ホントこれ
仕事は?スマホは?小説は?
嘘でしょ・・・
鏡ないのかな
ていうか家具すらないな
「おい!フェーデ。早く仕事へ行ってきなさいよ!」
ん?誰?
ていうか今フェーデって言った?
嘘・・・
もしこれが私の知る、〔フェーデ・コストナー〕だったら・・・
〔フェーデ・コストナー〕
リカルド・コストナーの義姉である。貧民街に住んでおり、リカルドを家に迎えるまでは母ルチアに虐められていた。
リカルドは、父アレフが拾ってくる子供であり、アレフが死ぬと、フェーデとルチアからいじめられてしまう。
いやいやさすがにね
こんなことあるわけないし
「何もたもたしてるんだい!さっさと仕事に行ってきな!」
絶対フェーデじゃん
でも、私が今いじめられているということは、リカルドはまだ迎えられていないということ。
父アレフは出稼ぎのため、滅多に帰ってこない。
だから、リカルドが迎えられるのはそう早くは無いはず。
なら、私が頑張れば私だけでも殺されなくても済むんじゃない?
ならば、リカルド様に殺されないように、全力で!
いっちょ、頑張りますか!