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幻想郷の幻想物語
この小説はオリジナルではなく、
上海アリス幻樂団のZUN氏が手掛けている
「東方project」の二次創作です。
一話
ここは幻想郷。忘れられた物、者たちは、だいたいここに流れつく。
そんな処にある博麗神社は、だいぶ平和だった。
神社の巫女は、珍しく、サッサッと箒で落ち葉を集めている。
ここの神社は山にある。道の整備も何もない、加えて何の神様を祀っているのか分からない。
なので、参拝客は滅多に来ない。
でも、巫女は暇ではない。
なぜかと言うと…遊び相手ががいるからである。
「「わーーーっ!!」」
「甘い」
妖精達が突進してきたが、巫女は軽々と避ける。きっと慣れているのだろう。それとも、そもそものステータスが違うのか。
「あのね、妖精ども…」
巫女はわざとらしく、言葉に怒りを纏わせて言う。妖精達はプルプルしている。そりゃそうだ、イタズラが失敗すれば怒られる。
「イタズラってのはね_」
瞬間、巫女は姿を消した。
どこだ、どこだと騒ぐ妖精達だか、彼女は見つからない。
ただ、騒ぐ声と風を切る音がするだけだ。
その時だった。
「こう言う事言うのよ!!」
巫女の声がしたと同時、
妖精達が、吹っ飛ばされた。
木々に音を立ててぶつかる。すぐに体勢を取り直して、ひぇえぇ〜と一目散に逃げていくのを、巫女は全くと見送った。
少しくらい強い妖精でも、博麗の巫女には敵わないのである。
ここには妖精が住んでいる。
さっきイタズラを仕掛けたのがサニーミルク、ルナチャイルド、スターサファイア。
博麗神社の地下にも、1人妖精が住んでいる。
魑魅魍魎共ではなくて、お賽銭がきて欲しいと、巫女は1人ごちた。
そして、もう1人というか、1匹というか。
「霊夢さん、どうかしたんですか?」
巫女は神獣の方へ振り返る。
声の主は高麗野あうん。獅子と狛犬の性質両方を持ち、博麗神社の守護をしている(勝手に)。
「妖精がねぇ。てか、あんたここの守護してんじゃないの?妖精ぐらい、あんたで追っ払って欲しいんだけど」
「寝てました。すみません、てへ」
「ったく、この狛犬は」
巫女は狛犬へ背を向け、また箒で掃き出した。
山奥に住む、博麗神社の博麗の巫女、博麗霊夢。
楽園の結界を守る、のんきな巫女である。
<本小説のサムネイルについて>
※本編とは関係ありません
https://duno.jp/articles/free-icons
「東方project フリーアイコン配布」
イラストはくじょーさんです。
このサイトの霊夢のアイコンを、小説のサムネイルとしてお借りしています。
かわいい東方キャラばっかなので、ぜひ画像とかダウンロードしてみてください。
案件ではないです。
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