テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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絶望の底で

第10話 - ありがとう　bad end

2,090

2024年09月09日

#凛嫌われ

#いじめ

#凛愛され

#糸師凛

#下手

名無し。

注意

他のキャラめっちゃクズ。推しの方々ごめんなさい。

暴力、嘔吐、血、リスカ表現あります。

口調迷子

オリキャラ出て来ます。

end，ありがとう

解放されるまで、1週間

凛

あの後は、シャワーを浴びて部屋で暫くホラー映画を見ていた。1週間後、俺は死ぬから。残りの時間を好きな様に過ごす事にした。サッカーは….兄ちゃんを超えるためじゃなく、楽しいからやっている。ただ、好きだから、楽しいからやっている。彼奴等に呼ばれても、もう行ってない。後で怒鳴られようが、殴り蹴られようが、行きたくないからもう行かない。やりたくない事はやらない。やりたい事だけやる。ただ、それだけ。殴られた時は最悪だけど、それ以外は楽しく過ごせる。大分楽だった。でも、、……辛い事だってある。幾つか。1つ目は、不安になりやすい事。今は、あまり殴ってこなくなったが、いつ、前の様に毎日毎日殴られるか分からない。気持ちが沈みやすいから、前の様になればもう、耐えられなくなるかもしれない。2つ目。自分を責めてしまう。今まで彼奴等から、罵詈雑言を吐かれたり、存在を否定されたりされて自分は生きてちゃ駄目だと思う様になってしまった。だから、気持ちが沈んだ時や、悪口を聞いてしまった時は自分で自分の事を否定してしまう。今、自分に優しく出来るのは自分しかいないのに。分かってるのに。出来ない。それでも、前より、ずっと楽に、楽しく、自由に生きている。あ、後で日記付けとこう。

楽しい。そう思えたのは久しぶりだった。

潔

あれから、ずっと考えている。本当に凛がマネージャーを虐めたのか。凛の言っていた、「死ねるから」という言葉はどういう意味なのか。凛がやったとは思えないし、考えたって解らない物は解らない。だから、真実を知るため、今日から1週間の凛の行動、様子を見る事にした。今日、凛は好きな事をしていた。とても楽しそうだった。

解放されるまで、６日

凛

あーー、暇。サッカーをして時間を潰しているけど、やる事が無さすぎる。疲れたし、部屋戻ろ。ぼーっとしながら廊下を歩く。彼奴の声がする。聞きたくないけど、聞こえてしまう。聞いてしまう。

苦夢「夢界どうする？彼奴のお兄さんにも言う？」

夢界「うん！そしたら彼奴も調子のらなくなるし！」

苦夢「ーーー、ーーー？」

夢界「ーーー！！ーー、」

え、、？今、、なんて、、、

もう聞きたくない。急いで部屋に戻った。

どうしよう、、兄ちゃんにも言うって、、、なんて？、俺が彼奴等虐めてるって、、？？嫌われ、、、、、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ、、、でも、兄ちゃんなら信じてくれる、、！！、、信じてくれなかったら？？というか、信じてくれない気しかしない、、、、もう、今嫌われてるし、、信じてる奴の方が多いし、、、どうしよう、どうしよう、、、もう、、、、嫌だ、、、、、疲れたよ、、、、、、、

考えたくもない。ベッドに飛び込んだ。

潔

凛はサッカーをした後、部屋に戻って行った。戻る途中、廊下で、何かに反応して立ち止まった。その時、誰かの声はしたけど、よく聞こえなかったから、分からない。部屋で彼奴は、泣いていた。どうして泣いているんだろう。でも、辛い事が何かあったんだろう。

解放されるまで５日

凛

もう、、今日は寝とこうかな、、、、

目を閉じようとする。

モブ太「なぁ、糸師凛って知ってる、？」

モブ男「知ってる、マネージャー虐めたクソ野郎だろ、？」

モブ太「兄貴可哀想だよな〜弟があんなんでww」

部屋の前を通った奴の会話が聞こえる。

クソ野郎。出来損ない。気持ち悪い。なんで生きてるの？さっさと死ねば？

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい、、、

俺なんか死ねばいい。俺なんか生きる意味がない。俺なんかが生きてても迷惑なだけ。

あーしんど、、寝よ、、、

潔

今日、凛は部屋から出てこなかった。しんどそうだった。

解放されるまで４日

凛

疲れたなー。寝ても駄目だ。外行こ。

外はひんやりと冷たく、白い息を吐く。

あー。寒。何処で死のう。どうやって死のう。屋上にしようかなぁ、、飛び降りよっかなぁ、、部屋にしようかなぁ、、首吊ろっかなぁ、、お腹とか首切ろっかなぁ、、腕と足いっぱい切ろっかなぁ、、毒薬飲もっかなぁ、、海にしようかなぁ、、飛び込んで溺れよっかなぁ、、道路で轢かれよっかなぁ、、迷うなぁ、、飛び降りでいいや。楽だし。

もうすぐ死ねる、！！解放される、！！！

「楽しみだなぁ、！！」

潔

あ、凛が外出てる。寒くねぇのかな。マフラー持っていってやろ。

なんかニコニコしてる、いい事あったのかな、、

潔「りn、！..」

凛「楽しみだなぁ、！！」

え？

潔「…何が、、？」

凛「ぉわｯ、！」

凛「..何でもない、…」

いや、絶対何かあるだろ、、変、、

潔「そっか、寒くねぇの？マフラー、」

凛「..ありがとう」

潔「ちゃんと部屋戻れよ、、」

凛「ん..」

凛の部屋何かねーかな。すっごい変なんだけど。凛いない時探すか。

凛

「楽しみだなぁ、！！」

潔「何が、？」

「ぉわｯ、！」

びっくりした、、、

「何でもない」

潔「そっか、寒くねぇの？マフラー、」

ぇ、？、、優しい、、

「ありがとう」

潔「ちゃんと部屋戻れよ、、」

「ん」

何で急に、、？ま、いっか。

解放されるまで３日

凛

やる事ねー。あ、出かけよっかな、、よし、そうしよ。

潔

え、凛が出掛けてる、、チャンス、！！

凛の部屋。棚、引き出し、机。色々な所を漁る。ない、ない、ない。何かねぇのぉ、、！？疲れた、、、、少し休もうとベッドに座ろうとする。

「ﾄﾝｯ」

「ん、？」

何か当たる。1冊のノート。日記だった。日記だあぁぁぁぁぁぁ、！！何書いてるんだろ、、

「ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ」

＿日記＿

¹¹⁄₁₇(火)

1週間、兄ちゃんが来る。嫌われるんだろうな。どうせ皆、彼奴等を信じるんだろうな。また、1人になるんだろうな。辛いなら死ねばいい。兄ちゃん来たら死のう。嫌われたくないから。最近は、楽しい。ずっと好きな事してる。楽しいだなんて、久しぶりだな、、

¹¹⁄₁₈(水)

彼奴等が言ってた。兄ちゃんにも言うって。何を言うのかだなんて、分かってる。どうせ、俺が彼奴等虐めてるって言うんだ。皆に言った様に。

¹¹⁄₁₉(木)

部屋の前で悪口言われた。出来損ない。クソ野郎。こんな欠陥品、早く死ねばいい。大丈夫。もうすぐ、死ぬからさ。疲れるなぁ、、

¹¹⁄₂₀(金)

死に方決めた。結構迷った。此処の屋上から飛び降りる。楽しみだなぁ、、、なんか潔が優しかった。何で？今まで彼奴等の味方だったのに？ま、いっか、、死ぬのは変わりないし。

「え、、？」

凛が死のうとしてる、、？助けないと、、あと少しで死んでしまう、、

解放されるまで２日

潔

今日は何も出来なかった。明日こそ助けないと、、、

解放されるまで1日

凛

何しよ。暇。

「ｳｨｰﾝ」

扉が開く。

ぇ、、

夢界「やっほ〜、！ww」

苦夢「暇だろうから殴りに来てあげたw」

「やめｯ、」

夢界「うるせぇよｯ、！」

ﾄﾞｺﾞｯﾊﾞｺﾞｯﾊﾞｷｯ

「ｯあ゛、ゲホｯゲホｯ、、」

血。赤い。痛い。苦しい。

ﾊﾞｺｯﾊﾞｷｯﾄﾞｺﾞｯ

「い゛ｯｯ、ぉ゛えｯ、」

ビチャビチャｯｯ

お腹を蹴られ、吐く。気持ち悪い、、苦しい、、、

苦夢「きったねぇw」

夢界「きもwwもういいや、ばいばーいw」

「ｯ゛はぁ゛ｯｯ」

潔

今日も凛の様子を見に、部屋に来る。すると、苦夢達がいた。

「い゛ｯｯ、ぉ゛えｯ、」

ビチャビチャｯｯ

ぇ、、、？

苦夢達が凛を蹴り殴っている。床に散らばる血、胃液。足がすくむ。苦夢達がこっちに来る。咄嗟に隠れた。苦夢達が部屋から出ていった。俺はすぐに凛の元に駆け寄る。

「凛ｯｯ、！！大丈夫かｯ！！！」

凛「ゲホｯｯ゛」

凛「だ、い゛じょう、ぶ、、ﾆｺ(微笑」

「ｯ゛、！」

相当辛かったんだろう。相当我慢していたんだろう。相当耐えていたんだろう。嘘笑いが張り付いている。

凛「だい、じょぶだからｯ、、どっかいってｯ、、」

「でもｯ」

凛「い゛いから゛ｯｯｯｯ゛！！！」

「ｯ、」

俺じゃ凛を助けられない。

凛

彼奴等が帰った後、すぐ潔が来た。心配してくれている。でも、怖い。裏切られたくないから。怖いから。つい怒鳴ってしまった。此処で助けを求めなきゃ、もう、助からないのに、、分かってるけど、怖いんだ。もう、、離れてしまうなら、最初から側にいないでくれ。もう、迷惑掛けないから、、もう、こんな欠陥品は明日で消えるから。

解放されるまで30分

凛

兄ちゃんが来た。あぁ、俺とは違って、とても綺麗。こんな欠陥品とは違って。あぁ、兄ちゃんといると、ますます自分が醜く見える。嫌いになる。もう、疲れる。嫌だ。

潔

冴が来た。今日、凛は死んでしまう。急がないと。

冴

ブルーロックに来た。弟がいる筈だが、見当たらない。何処へいったんだろうか。

凛

屋上。空が青い。とても綺麗。青空の下で兄ちゃんと、、潔達と、一緒に笑えたらどんなに幸せだったか。あぁ、最後にもう一度、兄ちゃんの顔を見たかったなぁ、、大好きだと伝えたいなぁ、、ごめんって謝りたいなぁ、、、

潔

いたｯ！

「冴ｯ、！！凛がｯ大変なんだｯｯ！」