なんか色々注意。私が見たいだけの直哉くん。
直毘人パッパの一人称なんですか?俺?儂?
「直哉様、当主様がお呼びです」
女中の1人にそう声をかけられた。
俺は言われた通りパパがおる部屋に向かう。なんの用やろ?最近は何もやらかしてないと思うけどなぁ。躯倶留隊の奴らシメたくらい。
そう考えているといつの間にかパパがおる部屋に着いていた。襖をトントンと叩く。
「当主様、直哉です。」
「入れ」
俺はガラッと音を立てて部屋に入る。
「も〜、パパ。なんの用や?」
「直哉!これを着てみてくれないか?」
パパがそう言って目の前に出したのは女物の洋服。
「は?」
「儂は本当は娘が欲しかったんだが見事に子供全員男でな…」
「…もし俺が女で娘として生まれてきとったら?」
「めちゃくちゃ甘やかしてたと思うぞ」
うわぁ。女に生まれんで良かった。心の底から思うわ。
「で?なんでそれが俺を女装させることに繋がるん?」
「ちょっとの間でもいいから娘になってくれないか」
「アホなん???」
「…女装してくれたらこれ、あげるぞ?」
パパの手の中には札束。恐らく10万以上はある。
「ん~~~っ……せやったら着たってもええけど」
金に目がくらんで俺はつい承諾してしまった。
「直哉!出来たぞ!」
時間あんまかからんかったな…。
さーてどんな感じに出来て───
俺の頭は思考停止した。鏡の中の俺があまりにも可愛かった。予想外に女の子だった。
え?ほんまに俺?
「どうした?直哉」
「パ、パパ…鏡の中の女はほんまに俺?」
「そうだぞ!!!」
「かわっ、可愛い。俺、むっちゃ可愛くない?」
「正直に言ってめっかわだぞ直哉」
パパの口から褒め言葉がこぼれた。
パパが褒めっ、、、
直哉の頭の中は「パパ褒めてくれた嬉しい」でいっぱいになった。
幼少期にあまり褒めてくれる機会がなかったせいである。
「あ、SNSに上げていいか?」
パパこの歳でSNSやっとるん…?
「まあええで」
「パパ、女装楽しい…」
「! 本当か?ならまたしてくれるか?」
「たまになら…」
こうして直哉の趣味が「女装」となった。
@naobito_708 うちの息子。
@✕ ✕ ✕
息子さんめっちゃ可愛いですね!女装お似合いです!!🥰
@△△△
息子さんの女装写真もっと見たいです☺️
@〇〇〇
か、可愛い…。女の私より可愛い…。
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表紙は「じょそうおにいさんめーかー」で作らせていただきました!
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