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続きました。いえーい。
今回も色々注意。
言い忘れてたけど時空は高専悟が恵と会ったあとくらい(つまりは高専時代)
直哉は女装にハマり、続けていた。また、直毘人も直哉の女装姿をSNSに投稿し続けていた。
「ねー、甚爾。これ直哉じゃない?」
「あ”?」
悟のスマホの画面には男子が女装している写真が映っていた。
(直哉…?直哉ー…、あー、直哉だな)
「直哉だろうな」
「でしょ!?いやー、ウケるわ」
悟は腹を抱えて大爆笑している。
「なんで女装してんだコイツ」
「これ直毘人のアカウントだし、あらかたなんかで釣られたんじゃない?」
「嫌がってる風には見えねーけどな」
「うわどうしよ、普通に可愛いかもしれない」
「顔いいからな、直哉」
すました顔で言いつつも甚爾の心の中は「かわっっっ、マジか。俺の妄想がひとつ叶ってしまった。後で直毘人に金渡しとかねぇとな」と、大変なことになっていた。
「コメントしとこ」
「俺も」
悟と甚爾が直毘人の投稿にコメントを打ち込む。
@naobito_708 今日の息子の女装。
@satoru_sugu
…直哉何してんの?
@tozi
笑う
「本名出して大丈夫なのかよ」
「大丈夫でしょ〜」
1日後、禪院家にて…
「直哉…、その…」
「どしたん?パパ」
直毘人が青ざめて声をかけてきたので直哉は何事かと思った。
直毘人の口から告げられたのは衝撃の事実だった。
「大変言いにくいのだが…五条の坊と甚爾に女装してることバレた」
「…はぁ〜〜〜〜!?」
「どっ、どないするん!悟くんと甚爾くんにからかわれる未来しか見えへんのやけど!!」
「まぁ…どんまい」
「クソ親父ィー!!!!」
「当主様、直哉様。お客様がお見えです」
(終わった…絶対甚爾くんと悟くんやん…)
直哉は絶望でしかなかった。
「直哉…その…wあの、女装してるやつ見ちゃったんだけど」
「…知っとる」
(はぁ〜、何言われんねんやろ。悟くん笑ってもうてるし…パパも俯いとるし…)
「不本意だけど可愛いと思うよ」
「俺もそう思う」
「えっ」
え、甚爾くん?悟くん?今なんて?
「可愛い」?
えっ、あっ、どないしよ〜…嬉しい。
すっかり黙り込んでしまった直哉を悟と甚爾はドキドキしながら見守っていた。しばらくすると直哉が耳まで真っ赤にしてこう言った。
「あぅ…、ありがと…」
(はぁー??何その反応めっちゃ可愛いありがとう)
(…天使だな)
(儂の息子可愛い)
「でも、他のみんなには言わんとってな?」
「うっ、うん」
「おう」
この後、悟と甚爾はフラフラしながら帰ったとか…。
「へえ、悟と甚爾のコメで気付いたけど、これ禪院家の次期当主か…面白いね。仲良くなりたいな」