【俺達だけが知る互いの表情】
※設楽紀明×小湊圭一 (僕的に小湊くんは総の受けと考えてます(((((((殴)
※完全二次創作・BL要素有り
※本家様にはこのような要素・場面はございませんので、ご注意ください
※通報はやめてください、苦手な方や地雷な方はスクロールの方をお願いします
場所は黒蔫街にある羅威刃の本部。
ここの幹部、設楽はつい先ほど予定をすまし部下と共に廊下を歩いていた時だった
向いの方から、同じく幹部である小湊圭一がふらふらと歩いて来る
全身血だらけ…おそらくは暗殺依頼を終わらせたその帰りだろう
その表情はうっとりとしていて、熱を含んだ頬はほんのりと赤かった
珍しく開いたままの瞳はまるで、星のない夜空のような深い碧…
設楽「(本当に小湊は…綺麗な顔をしているな…)」
そう考えていると、不意に小湊と目が合った
設楽の存在に気づいた小湊はさっと表情を切り替え、ニコニコしながら近づいてくる
小湊「やぁ設楽、きみも仕事終わり?奇遇だね…」
声色とは裏腹に、その笑みは貼り付けたように冷たかった
先程とは別人のように、それはまるでマネキンのようにも感じる
設楽「お前は相変わらず馴れ馴れしいな、小湊…同じ幹部だからといって気安く話しかけないでくれ、」
それに対する設楽の反応は冷たく、冷徹な目で小湊を見ている
小湊「そんなに冷たくしないでよ~、僕は仲良くしたいんだけどなぁ…?」
小湊も対抗するするように閉じていた瞼を再び上げ、その冷たく凍るような瞳を向ける
似ているようで似つかない二人
周りの部下はその空気には耐えられるはずもなく不安そうな態度になる
設楽「お前とは気が合わない、次の会議まで合わないことを願おう」
小湊「それは嬉しいなぁ、僕も同じことを考えていたよ…本当、君のそういうとこ大っ嫌い」
そして互いに反対の方へと進みだす
ほんの一瞬、設楽は小湊の方を振り返りその背中を見つめた
少々体格がぶれている気がした、足取りもいつもより覚束ないように見える…
設楽は前を向くと、部下達に向けて先に行くよう伝えた
そして部下達がは時にある角を曲がった瞬間、小湊の方へと駆けて行った
その時、小湊が何もない廊下な真ん中で躓き転びかけた…
それとほぼ同時だった、自身に抱き寄せるような形で小湊を支える
小湊「え?設楽、何で?…//」
小湊は驚きの声を上げ振り返ろうとしたのだが、設楽がしがみついていて身動きが取れない
訳が分からず混乱している小湊の顔は真っ赤で、鼓動は最初の時よりも激しくなっていた
設楽「少し気になって戻ってきたんだ、お前の様子がいつもと違う気がしてな…」
そういうと設楽はおもむろに小湊の額に触れてみた
設楽「やはり少し熱っぽいな…思った通りだ」
小湊「あはは…バレ、ちゃった……//」
そういわれた瞬間、小湊の体から一気に力が抜ける
設楽に支えられているため転ばずにはすんだが、これでは歩けない
そう判断したのか、設楽は小湊を抱え歩き始めた
小湊「いいよ設楽…//こんなとこ誰かに見られたら大変だよ?///」
設楽「病人は黙って運ばれていろ、周りのことなど気にしなくていい」
そう、二人は他の幹部には内緒で付き合っている…
二人は自分達以外に人間が近くにいれば、お互い付き合う前と変わらない対応をすることにしている
何故こうなったかは簡単、
組織内での恋愛など誰も予想しないため、変な見方をされることもあると考えた
そしてその筋の人間に目をつけられないようにするためでもあった
だから実際は、歪み合うような犬猿的仲な訳ではないのだ
小湊「本当、設楽って優しいよね///そういうとこは好きだよ?///」
設楽「お前な……//」
小湊「あ、設楽照れたぁ//可愛いとこある~//」
設楽「このまま落とされたいか?」
小湊「ごめん待ってそれはやめて」
設楽「俺も好きだ…//」ボソ
小湊「ん?//…何かいった?//…」
設楽「なんでもない」
*・゜゚・*:.。..。.:*・*END*・*:.。. .。.:*・゜゚・*
コメント
16件
羅威刃の人たちはやっぱり圭一とよく合うよね〜 素敵✨
ぐへへへ...可愛いッ