梅雨の晴れ間。最高の引越し日和だ。朝から浮き足だってる。
今日から翔太くんを毎日抱けるなんてワクワクしかない。
俺は午前中仕事。翔太くんは先に新居に向かって自分の荷物を運び込んでる。
少し撮影が長引いて予定より遅れて15時頃に新居に着いた。大型の家具は既に届いているはずだ。
新しい新居に胸躍らせて 扉を開ければ飛び込んできた景色に絶句する。
亮平💚 『蓮遅かったね。ほぼ終わったよ。あとは家電だね』
蓮 🖤 『何で居るんだよ』
亮平💚 『翔太1人じゃ大変でしょ。電話したら今日引越しだって言うから。早く言ってよ俺の荷物準備できなかったでしょ』
蓮 🖤 『なんで一緒に棲むつもりでいるんだよ』
部屋を見渡すけど翔太くんの姿がない。俺の反応に気づいた阿部ちゃんが〝コンビニに行ってるよ〟と教えてくれた。
亮平💚 『それにしてもエロいベットだね。キングサイズなんて蓮変態』
蓮 🖤 『皆んな、何で俺を変態呼ばわりするんだよ』
亮平💚 『変態でしょ。あのベットはやる事しか考えてない奴が買う物でしょ。隙間気になるものね♡』
蓮 🖤 『えっ分かる?阿部ちゃん流石』
翔太💙 『何が流石なの?』
買い袋を提げた翔太くん・・・と何故か館さんが仲良く手を繋いで立っていた。
何手繋いでんだよ。何なんだこの2人は・・・
いよいよ頭が痛い。本気で4人でお風呂入る気じゃないだろうな。
翔太くんはしつこく〝何が流石なのねぇ、ねぇったら〟と連呼している。
阿部ちゃんに聞いてその理由を知るや否や顔を赤らめて大人しくなった。
涼太❤️ 『ごめん蓮、3人分のアイスしか買ってこなかった』
蓮 🖤 『あぁ構わないよ。俺は自分の荷物の片付けをしてるから気にしないで』
3人楽しそうにリビングでアイスを食べてる。2人とも翔太くんを甘やかし過ぎだ。
2人の食べてるアイスが気になる翔太くんはアイスを分けてもらってる。
〝あーん〟とか言ってほんとイライラする💢
夕方にテレビなどの家電が届いた。
翔太くんが息巻いて配線をしているが、そういえばこういった事は苦手だと前に康二くんから聞いた気がする。
黙って見ていたら大変な事になっていた。
蓮 🖤 『ねぇ漫画でしか見た事ない。コードにぐるぐる巻きになっている人を初めて見たよ』
亮平💚 『あらあら、翔太、首締まっちゃってる』
涼太❤️ 『翔太危ないからこっちにおいで』
完全に日曜日の家族風景だ。
やたら頻繁に帰ってくる過保護な大学生の兄と、これまた無条件に甘やかす過保護なお母さんが、コンセントぐるぐる巻き翔太を救い出している。とうとうお父さんの出番らしい。
蓮 🖤 『はぁ〜俺がするからみんなあっち行ってて』
翔太💙 『俺も手伝う』
蓮 🖤 『イイからあっち行ってなさい』
口を尖らせた翔太が阿部ちゃんに擦り寄っている。
亮平💚 『一緒に隣で見てたいんだよ蓮』
藍黒色の眼を宝石のようにキラキラと輝かせた翔太くんが上目遣いに俺を見る。
俺がこの目に弱い事を翔太くんは知っている。
蓮 🖤 『イイよ。じゃあここにおいで』
そう言って俺の股の間に翔太くんをちょこんと座らせた。頭を撫でると嬉しそうに俺を見上げてる。
ごちゃごちゃに絡まったコードを解いていく。時折出してくる翔太くんの手を払い避ける。
蓮 🖤 『手を出さないで翔太。また絡まるでしょ』
涼太❤️ 『手伝いたいんだよ蓮』
ん・・・なんかイライラするな。翔太くんの事を俺だけ理解してないみたいじゃないか。
浮かない顔をしていたのか翔太くんが顔を覗き込んできた。
翔太💙 『蓮?ごめんね邪魔だね俺』
蓮 🖤 『そんな事ないよ。翔太ココ持っててくれる』
翔太💙 『うん』
何とか無事に家電の設置を終えると新しく購入したソファで翔太くんと2人くつろぐ。
4人分のコーヒーをテーブルに置いた阿部ちゃんが2人の間に割り入ってきた。
蓮 🖤 『ちょっと君、そこじゃないだろ』
亮平💚 『ねぇ翔太今度見て欲しい洋服あるんだけどいつなら一緒に行ける?』
無視だ。俺の事無視したぞ。
翔太💙 『暫く休みないよ。蓮と行く?』
亮平💚 『翔太じゃなきゃ意味ない。翔太に見て欲しいの』
翔太💙 『だって次の休みは蓮と指輪見に行くんだ。だから無理だよ』
亮平💚 『えっマジ!じゃぁ俺も一緒に・・・』
蓮 🖤 『あぁ〜無理無理忙しいって言ってるでしょ阿部ちゃん諦めて。 て言うかさ早く2人きりにしてくれない?早く帰ってよ2人とも』
亮平💚『えっ泊まるよ。翔太が泊まったらってねぇ涼太』
涼太❤️『俺を巻き込まないでくれる亮平。もう帰るよ。亮平2人の邪魔しないの』
亮平💚 『ちぇっ』
翔太💙 『ちぇっ・・ふふまた遊びにきてよ。今日はありがとう2人とも』
玄関先まで2人を見送ると颯爽と踵を返して帰って行った舘さんとは違って、いつまでも別れ難そうに翔太くんの手を握ってお別れを言う阿部ちゃん。
蓮 🖤 『永遠の別れじゃあるまいし・・・』
なかなか帰らない阿部ちゃんに痺れを切らした俺は〝じゃぁ阿部ちゃんありがとうね〟と軽くお礼を言うとリビングに戻った。
遅い・・・静まり返ったリビング・・・玄関付近も静か・・・イヤな予感しかない。
玄関に戻ると案の定、阿部ちゃんが翔太くんに盛っている。
イヤらしく下半身に置かれた手が目に飛び込んできた。
蓮 🖤 『おい!そこの変態。人の女に手を出すな💢』
顔を赤らめた翔太くんの腰をイヤらしく触る阿部ちゃんが舌舐めずりをしてニコリと笑う。
亮平💚『感じちゃって足に力が入らなくなったみたい♡ご馳走♡じゃぁまたねお二方』
危険を察知したのか素早い動きで寝室にまっしぐらの翔太くんを追いかける。
蓮 🖤 『開けなさい』
翔太💙 『ちゃんとイヤだって言った』
蓮 🖤 『じゃぁ逃げなくてイイでしょ』
翔太💙 『だって声が怒ってる』
蓮 🖤 『怒ってないから出ておいで。せっかくの初夜が台無しだ』
翔太💙 『しょ//しょや..バカじゃないのお前へんた…わっやだ入ってこないで….』
頭にくる。変態変態って何だよ皆んなして。結構傷つくんだけど。
蓮 🖤 『ふんっ変態らしく振る舞う事にしよう♡さてベットの寝心地でも確認しますか?翔太くん』
翔太 side
亮平は俺の両手を掴むと〝困った事があったらすぐ言うんだよ〟そう言って俺の手にキスを落とした。
小鳥のようなキスが手から腕、腕から首筋へと上昇してくる。
翔太💙 『ダメだよ亮平///』
後ろに少し身動ぐと腰を掴んで捕らわれた。唇を貪られ舌が侵入してきた。
翔太💙 『んっ///りょっ//へい////ンンンンッあはぁはぁやっあん////』
亮平💚『翔太静かに蓮に聞こえちゃう。ふふッ』
壁際へ追いやられて耳を舐め回されれば、立って居られなくてズルズルと下にたり込んだ。
亮平に腕を掴まれ立たされると少し主張し始めた俺のモノを布越しに掴んだ。
翔太💙 『ハァ//やめてったら///』
もういっぱいいっぱいの抵抗だった。か細い声で言ったって何の効力もなかった。
イヤらしくそこを撫でられている。
蓮 🖤 『おい!そこの変態。人の女に手を出すな💢』
蓮の冷ややかな声色から怒ってるのが分かった。
慌てて寝室に逃げこんだけど力に劣る俺は蓮の侵入を許した。
コメント
8件
あーん! 続き、見れなかった😭😭😭😭
まだ続き書けてない😱😱😱
朝から最高にエロくて最高に面白い❣️最高の休日が始まった😆😆😆