理解した。
この『世界』がどうやって出来るていのか、
この地下をどうやって救えばいいのか、
もう待っていてはいられない、
『ニンゲン』を止めなくては、
もう約束は完了した、『審判』は始まった。
オレが全てを終わらせる。
だが、どうやって勝つ?
アンダインを軽々倒した『アイツ』を倒す方法など、あるのか?
考えなくては…
だがその前に、
サ「見てるんだろう?お前にも言わなきゃな、」
サ「『約束』はもう済んだ、『審判』の時だ、」
サ「オレは『アイツ』と闘う、結果がどうなるかなんて分からないがな。」
サ「ハハッ、それじゃ、また会おうぜ 『Gast、、、
メタトンがやられた。
みんなのスターだったメタトンは、最後まで、『ニンゲン』を信じ、
ファンにするという形で救おうとして、やられてしまった。
止めなくては、『ニンゲン』を止めるために、
もう『ニンゲン』を見てる必要はない、
『アイツ』がやった事は、十分に『審判』の結果としての価値があった。
『アイツ』はオレが〇す、枷はもうない。
だが、どうする、どうやって勝つ、
あの『ニンゲン』に、
……………
サ「一度、家に行こう。」
オレは何故か、「家に行け」、という言葉が頭に浮かんだ。
家に着く、何をするしようか、
残念ながら兄弟はもう居ない、
サ「チッ、クソがッ……!」
涙が溢れる、
心を〇し、感情を無くして、耐えてきた感情が、溢れ出る
何故おばさんが、アンダインが、メタトンが………パピルスが、こんな目に遭わなくてはいけないのか、
止めなくては、『ニンゲン』をオレが、
そんな事を考えていると、偶然、自分の部屋のカギを見つける。
オレは取り憑かれたかのように、そのカギを取り、家の外に出て、家の裏に向かった。
何故そうしたのかは分からない、強いて言うなら、ソウルがそうしろと言っていたのだ。
そして、家の裏にあるトビラを見つける、そこに自分の部屋のカギを差し込むと
《ガシャ》
トビラが開いた。
中を見る。沢山の資料、その一つ一つを丁寧に読む、
サ「………なんだ?これ?」
頭がバグり始めていた時、今までの記憶が頭に入る。
サ?「この『世界』が始まって、どれほどの時間が経っただろうか、」
サ?「この、ホントに狂った『世界』に踊らされているような感覚がしている。」
サ?「『アイツ』の感情はもう無い、言うならただの、〇戮マシンだ。」
サ?「またここか、あと何回ここに戻ればいい?」
サ?「この時空の歪みは、この『世界』に居る、『誰か』が、起こしたものだ。」
サ?「時空の歪みを止めるには、あの化物、いや、『ニンゲン』を〇さなければいけない。」
サ「なんだ…?この記憶、」
サ「オレはこんなこと言った覚えは…」
そこまで言いかけて、オレの言葉は止まった。
サ「時空の…歪み?」
そう、時空の歪みにより、オレが生まれたのなら、全てが噛み合う。
何故、あの『ニンゲン』は、躊躇無く、モンスターを〇せるのか、
何故『ニンゲン』に挑む者は皆、いとも容易く、負けるのか、
何故、『ニンゲン』は、まるで、攻撃を知っている様な動きが出来るのか…
『アイツ』がここに居るということは、この『サンズ』達ももう居ないのだろう。
サ「ヘヘッ、なるほどな、この『世界』の『サンズ』は、何も知らない、大バカ野郎だった。てことか。」
自分に嫌気がさしてくる、何もかもを知った『サンズ』が、闘ってもダメなのだから、
今更オレが何をしようとダメだろう、
ここに書いてることと、オレの『記憶』が本当なら、『アイツ』は倒せない。
サ「オレも所詮、一つの二次創作って事か、」
今まで、知らなかった事、知りたかった事を知り、絶望する。
どうするかなんて、答えは一つだ。
サ「逃げても何もかも、無茶苦茶にされて終わりってんなら、」
サ「一度位は、目にもの見せてやるぜ、【骨の髄】まで、な?」
こうして、『ケツイ』する。
あの『ニンゲン』を〇してやると、
そうして、時間は流れて流れて、流れて……
フ「……………………」
サ「よう。忙しそうで何よりだな。」
そう言ってオレは目の前の『ニンゲン』に、不敵な笑みを浮かべた。
コメント
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クオリティめちゃくちゃに高くて大好きです.....