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なにわの姫

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なにわの姫

51 - 46.おんぶ

♥

50

2024年10月28日

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『、、』

「いーよ、行ってきなよ」

『でも、、』

「私大丈夫」

丈「ん〜、説得力ないわ、w」

「遅れちゃうでしょ」

大「俺ら居るから大丈夫!」

謙「そーそー!安心してください!」

丈「…そうやな、○○。皆んなを頼るんよ」

「ん」

丈「恭平、行くで」

『はい、』

「待って、」

『?』

「…ぎゅーしてから、」

『ん。』

ギュッ

「行ってらっしゃい」

『なるべく早く終わらすから』

「頑張って来てね」


和「○○何でもワガママ言ってええよ〜!」

「いいの?」

流「うん!」

「じゃー、謙杜。」

謙「俺??何?」

「おんぶして」

謙「はぁ?何で?w」

「夢で謙杜おんぶしてくれたからしてくれるかなーって。」

謙「どうしよっかな〜?w」

「甘えたい気分なんだもん、」

謙「え、それはずるいやん、」

「なぁに?」

謙「いや。まぁ、やってみる?」

「!! うんっ!」

謙「ほい。こい!」

「乗るよ〜」

謙「お。あ、でも意外といける。」

「わ〜!何か、童心に帰るね〜!」

流「癒し空間。」

大「長○○も推せる。うん、、」

「謙杜、意外と背高いね?」

謙「意外とって!失礼やな!!w」

和「○○〜!俺もおんぶしたぁーい!」

「いーのー?してー!」

和「おいで〜!」

和「え!めっちゃ軽!もっと食べんと!!」

「食べてますー!w」

和「乗り心地どうですか〜?」

「何かね、乗りやすい。w」

和「よっしゃ〜!w」

流「え!○○おいで!」

「え、りゅちぇ大丈夫?潰れたりしない?」

流「大丈夫大丈夫!!」

「わ〜、りゅちぇのいい匂いする〜!」

流「え〜!嬉しい〜」

大「えー!流星、俺もおんぶして〜!」

流「あ、無理ですね」

駿「ww」

大「じゃあ○○こっちおいで!乗せてあげる!」

「大ちゃん腰大丈夫、?」

大「大丈夫大丈夫!調子ええし。」

「じゃあ、、」

大「どお?」

「うん、いい!」

謙「いいって何?w」

駿「じゃあ、こっちにも来る?」

「やった!」

和「みっちーは背高いから眺め良さそう」

「わ〜!!高ー!!皆んなとは大違い!」

流「おいっ!!w」

「え、やばいよ!みっちー、いつもこの目線なの!?すご!」

大「大興奮の○○可愛い。」

謙「録画録画。。」







丈「ただいま〜」

『帰りました〜』

「大ちゃん!玄関ー!」

大「はーい!」

「2人ともおかえりなさい!」

丈「…ん??」

『ただいま、?』

丈「何で大吾、○○おんぶしてんの?」

大「○○がおんぶして欲しいって。」

丈「お。じゃあ兄ちゃんにチェンジする?」

「するー!」

丈「○○おんぶするの、何年ぶりやろ。」

「ん〜、10年?くらい?w」

丈「やば!w」

丈「ん。おいで」

「わ〜、お兄ちゃんの背中だぁ。。」

駿「おかえりなさーい」

流「あら、今度はお兄ちゃん?」

謙「じゃあ恭平もおんぶせな!w」

『え』

和「○○〜。今んとこ誰1位〜?」

「ん〜〜、、お兄ちゃん、かな〜、w」

大「まじか〜、、」

丈「そらそうやろw」

丈「ん、○○降りて〜」

「ありがとう〜」

駿「丈くんには勝てんかぁ、」

流「でも恭平ぶち切りの1位やろw」

謙「おんぶする?w」

『…する』

『ん。乗って』

「はーい」

『ふふっw』

「なにー?」

『や、○○が抱きついてくれとるなって思って。』

「何言ってんの、w」

謙「ひゅー♪」

「もー!恥ずかしいからっ!//」

ギュッ

流「あらら、お熱いことでw」

駿「恭平、顔真っ赤w」

『だって、!あの○○が自分から俺の首に顔埋めるって、!有り得んやん、/』

「もう大丈夫。降りる。」

『ん』

「部屋行く。」

『あっ、俺も』

和「ご飯出来たら呼ぶわ〜」


丈「謙杜〜。撮れたか〜?」

謙「ばっちりでーす」

大「送って〜。」

駿「や〜、やばかったですね〜w」



「もー、恭平!」

『ごめんな。○○可愛すぎて。』

ギュッ

「ばかっ/」

『ごめんw』

「ね、」

『んー?』

「何気におんぶ初めてだった」

『な。思った。』

「いつもお姫様抱っこだったし、」

『これからはおんぶにしよっか?』

「ん〜、、どうしよ」

『なんで悩むんw』

「お姫様抱っこは恭平の顔見えるし、おんぶは密着出来るし、」

「って、私、考え気持ち悪くない?、w」

『全然そんな事あらへんよw』

「そう、?ならいいんだけど、、」

「選べないから、その時に言うことにする」

『りょーかいw』

「…恭くん。」

『んー?』

「好き」

『ばっ!急にはあかんって!//』

「んふふ、私の勝ちね〜」

『俺のどんなとこが好きなん?』

「へっ?」

『教えて?』

「…やだ」

『何で。りゅちぇにはインライで言ってたのに?』

「りゅちぇは、、違うじゃん、」

「…恭くんは、全部好き、じゃだめ、?」

『…はぁ、、 /』

「なに、」

『あざとすぎ。あざとい警察逮捕します』

「えっ?」

チュッ

「///」

『はい、照れた。俺の勝ち〜』

「それはずるいじゃん」

『ズルくないー。』



🍽

「…皆んな、今日はありがとうね」

流「どしたん突然〜」

「明日からもっと頑張るから」

駿「○○はもう十分頑張ってるよ」

和「そうそう。無理せんでええんよ」

大「1人で抱え込まずにさ、隣には恭平も居るし、俺らも居るから、頼ってもええんよ?」

謙「いやー、○○、中々頼んないやろなw」

丈「そうやと思う。でも、限界っぽかったら俺らが全力で止めるから、○○は、安心してバッティングしとけばええよ」

流「ちょっとそこで野球出さないでもらえます〜?」

『大丈夫。○○。俺らが○○を守るから』

「皆んなっ、あり、がとっ、泣」

和「○○が、俺らのこと大好きやと思ってくれてる以上に俺らも○○のこと大好きやから。迷惑やと思わずに今日みたいな日がもっとあってもええと思うよ」

大「ほんまにそう思う。」





「おやすみ」

『おやすみ。』

ギュッ

「んー、、寝られないよ?」

『大丈夫大丈夫。』


予想通り、すぐ寝た○○。でも目からは涙。


○○は、この小さい体で、世間からのアンチを全部受けとめる。アンチの矢が、容赦なく○○を突き刺す。

アンチを無くすこと。それはどうしようも出来ない。○○がどれだけエゴサをしないと言っても、目に入ってしまう。


今思えば、○○は、Jrの頃からずっと、この苦しさと戦ってきた。

心無い意見を見て、みんなの前では平気そうにしてる○○。

だけど、誰も居ない、空き部屋で1人泣いてたのを俺は知ってる。

何でも1人で我慢してしまう○○。

○○の苦しさを少しでも和らげたい。

その思いは変わらない。今も、これからも。

もう1人では泣かせない。

そう誓いながら○○の涙を拭った。

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