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“ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯｯ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯｯ ”
悪夢 を 切り裂く よう に 鳴り響いた アラーム 音 で 俺 は 目覚めた 。
スマホ の 画面 を タップ し 、アラーム を 止める 。
スマホ の 画面 は 8:30 を 映し出して いた 。
一度 開いた 目 を もう 一度 閉じる 。
さっき まで 溺れて いた 悪夢 を 思い出して みる 。
白 に 包まれた 空間 。
天井 は 天 まで 高く 、窓 から 柔らかい 太陽 の 光 が 降り注いで いる 。
前 を 見る と 赤 、青 、緑 、黄色 … と 色とりどり の ステンドガラス 。
どこ も かしこ も 花 の 香り が 漂い 、会場 全体 を 温かい 雰囲気 で 包んでいる 。
ここ は 教会 だった 。
そして 、正面 を 見る と そこ には 俺 の 恋人 が 薄黄色 の タキシード を 着て 立っていた 。
ははん 、俺 は 思った 。
今 見ている 夢 は 俺 と 恋人 の 将来 だと 。
結婚 する 時 の 様子 だと 。
この後 、俺 が 薄水色 の タキシード を 着て 歩いてくる の だと 思っていた 。
しかし 、この 夢 の 続き は そう では なかった 。
俺 の 後ろ から 薄紫色 の タキシード を 着た 人 が 歩いてきた 。
夢 だから か 顔 は ぼんやり して あまり 見えなかった 。
そして 、恋人 の 元 へ 向かい やがて 隣り合う 。
神父 が 何か 言っている が 俺 には 聴こえない 。
そして 、向かい 合った 。
俺 は 必死 に 叫んだ 。
しかし 、二人 には 聴こえない 。
まるで 海 に 溺れている よう だ 。
二人 が 口付 しそう に なった 時 丁度 アラーム が 鳴り この 悪夢 から 目覚めた 。
nb「 はぁ …… 」
こんな 悪夢 を 見る だけ で 朝 から 疲れてしまう 。
勘弁 してくれ ……
こんな 未来 は 想像 出来ない ぐらい 今 は 恋人 と ラブラブ だ 。
でも もし 俺 が 恋人 を 幸せ に 出来ない 未来 が 来たら ＿
そう 思う だけ で メンタル が やられる 。
＿
nb「 ただいま ー 」
iw「 おかえり ーー 」
キッチン から 声 が 聴こえた 。
恋人 の 照 の 声 だ 。
いつも 家 に 帰る と 晩飯 を 作ってくれて いる 。
この 家 だと 俺 は 掃除 担当 、照 は 料理 担当 と 言った 所 。
洗濯 は その 時 余裕 が ある ほう が 行う 、なんて いった 暗黙 の ルール 。
何年 も 一緒 に 居たら 大体 相手 の こと も わかる 。
照 との 出会い は 大学 の 頃 だった 。
大学 の ダンス サークル で 先輩 後輩 と して 出会った 俺ら は すぐ に 気 が 合った 。
共通 の 趣味 など 無かった が なんか 居心地 が 良かった 。
そうして 同じ 時 を 過ごしていく 内 に 俺ら は お互い 惹かれあって いた 。
そして ある 時 彼 の ほう から 告白 してきて くれた 。
俺 は 二つ返事 で OK した 。
そしたら 彼 が 勢い よく 抱き着いて きて びっくり した こと を 今 でも 覚えている 。
その 時 の 照 が とても 可愛かった こと も 。
そして かれこれ 何年 が 経った だろう …
もう 10年 程 一緒 に 居る よう だ 。
この 10年間 で 大きな 喧嘩 等 は したこと が 無い 。
お互い 気 が 合う し すれ違って も 話し合い を して お互い が 妥協 して 物事 が 決まる 為 大声 を 荒らげる こと 等 ない 。
照 も 照 で 大声 を 荒らげて 怒る ような タイプ でも ないし 。
だから なのか やっぱり 照 と 居る と 気 を 許せる 。
iw「 出来た よ 〜 」
そう 言って 照 は ハンバーグ が 乗った お皿 と 彩り 豊か の サラダ 、そして コーン スープ の カップ を 机 の 上 に 置く 。
nb「 いっつも ありがと 」
iw「 どーいたしましてー 」
照 が 微笑む 。
照 が 座り 二人 で 手 を 合わせる 。
nb「 いただきます 」
iw「 いただきます 」
料理 に 手 を 付ける 。
左手 で フォーク を 持ち 右手 で ナイフ を 動かし ハンバーグ を 1口 口 に 運ぶ 。
口 の 中 で 肉汁 が 溢れ ソース と うまく 絡む 。
うますぎる 。
nb「 うま っっっ 」
iw「 いひっ 翔太 いっつも 俺 の 顔 見る 〜〜 笑 」
nb「 だって 美味い もん 」
iw「 ふふ ありがとぉ 〜 笑 」
なんて 言いながら ご飯 を 食べ 進める 。
お互い 会社 で あった こと なんか を 話しながら 。
こんな 美味い 飯 を 食える 毎日 も 照 と 一緒 に 過ごせる 毎日 も 幸せ だ 。
なんて こんな こと 言ったら 綺麗事 だけど 、笑
きっと 俺ら は このまま ずっと 一緒 に 過ごすんだろう な …
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順調にいかない感じ？
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