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💚ねえ、涼太ちょっと可哀想じゃない?
🩷まあね
リビングを離れ、トイレに立つふりをして別室に来ている阿部と佐久間。
宮舘が家に渡辺を呼んだ日の前日。
渡辺からそれぞれに連絡が来たのだった。
結果、オフや予定の空いている者が集められ、こうして宮舘の家まで押しかけたわけだが…。
🩷何年越しだっけ?舘の片想いって
💚えーと…25年越しくらい?
🩷なが!重!!
💚幼稚園の時にプロポーズしたらしいよ
🩷まじか
阿部は宮舘に同情的である。
阿部が宮舘と出会ったのは渡辺より大分後になるが、その時から宮舘の恋に気づいていたのだ。
いやもうあれは恋なんてもんじゃない。
好きで好きで堪らないといった感じ。
渡辺なしでは宮舘は生きる気力をすべて失ってしまうだろう。
💚涼太の気持ち、わかるんだよね
🩷なんで?
💚だって俺もいいなと思ってる人がいるから…
🩷え?だれだれ??教えて!!!
無邪気に阿部にすり寄る佐久間。
阿部は内緒、と言って笑う。
にわかに佐久間の心がざわいたその時。
🧡阿部ちゃん!さっくん!
康二が来た。
🧡こんなところにおったんやなー。そろそろ帰るで?
💚🩷はーい
問題は渡辺の気持ちがどこにあるのか。
しかし阿部はその答えを知っている。
おそらく渡辺と仲が良い目黒も知っているだろう。
でもそれを部外者である自分が教えるわけにはいかない。