念の為ですが、真脹です。脹相が右です。このお話にはセンシティブな内容が含まれます。
私は、
・受肉してまだあまり経たないから何も知らない脹相と、そんな脹相に意地悪したくなっちゃう真人
・自由気ままな真人に連れ回される脹相
・真人のことが大嫌いな脹相と、そんな脹相にくっつきたくなっちゃう真人(実は真人は脹相のことが好きだが、それに真人自身は気付いていない)
・別に脹相は真人のことが嫌いじゃないのに、自分が嫌われていると勘違いして嫌がらせとしてくっつきまくる真人
・色んな時に「脹相の、そういうところがいいなぁ」ってなる真人
・サイコパスでイカれてて気分屋で、自己中な真人
・無知で空気読めなくて、少し天然で裏表が無い脹相
が大好きです。
真脹の解釈が合わなそうであればUターンを。
設定や場合などの細かい設定は、どうぞスルーしてお願いいたします。
読み終えてからの苦情は受け付けませんが、誤字脱字など、何かあれば直したりしますので、やさしく教えてください。
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「脹相、こっちきて」
ニヤリと、悪戯な笑顔で俺の名前を呼んだ。いつもしているおさげは、今日していないらしい。
…だからだろうか。真人の周りの空気が、いつにも増してドス黒いような気がする。まぁ、そうであってもそうでなくとも、どちらにせよ真人が俺を呼ぶ時は大抵俺が嫌がることを強制してくるので勿論俺は「嫌だ」と返事をする。
「えぇ〜、いいじゃん?」
断る俺をあからさまに嫌そうな顔で見つめてくる。いつもならそのまま諦めて自分の部屋へと戻っていくのだが今日は違った。嫌そうな顔を元な顔に戻して、ゆっくりとこちらへ近づいてくる。
「…受肉して数ヶ月しか経ってないからさ、知らないこといっぱいあるじゃん?」
「…あぁ。」
「ね?、ルールとか、常識とか教えてあげるよ。とにかく、脹相に損があることはしないからさ?」
損があることはしない…なら、まぁいいか。まだ共に過ごして日は浅いが、きっと悪いやつではないのだろう。
なんて考えに至った俺が馬鹿だった。
…
……
………
真人に教えてもらったことはたったの1つ。
“呪霊は、1ヶ月に一回こういうことをしないと呪われる”
らしい。こういうこと、というのは現在進行形でしている事のことで、…何だろう。すごく嫌だ。真人の真人が俺のケツの中に入ってる。
「うあっ…ぅ…」
「……どう?」
どう?と聞かれてもどうも思わんからな…。どう思うのが正解なのだろう。…解からん。……なんだろう、物凄くへんな感じがする。これが、初めてすることだからなのだろうか。なんかこう…言い表わせないのだけれど…真人が動く度にこう、その…
「きもちい?」
「うぁっ…いや………わからん…」
「……」
この日から俺たちは”こういうこと”をするようになった。
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「お〜い」
あ…もうそんな日か。
俺も呪われたくないからな。今更だが、呪いが呪われるって一体どういうことなのだろうか。というか俺は呪霊と人間のハーフだから、ワンチャン呪われないのかもしれないよな。…花御や漏瑚や陀艮はどこで誰としているのだろうか。
いつも通り、ベッドに押し倒される。いつも通りに服を脱がされて、いつも通り、真人の真人を俺のケツの中にいれる準備をしてくれる。全てがいつも通りだったはずなのに…何かがいつもと違う。
この透明なヌルッとしたへんな液体が…いつもと違うような気がする。何となく甘く、熱く感じる。…食べた訳じゃないけど。
「っあ゛!!ぁ、っあ゛、!」
やはりおかしい。何かがおかしい。
「ぅあっ!ああ゛っ!はぁッ…ん゛あっ!あぁっ、!」
「どしたの、いつもよりきもちそうじゃん」
俺に何をしたんだ。そう言いたいのに、与え続けられる快感に、シーツを握り締めるのが精一杯な俺。
「ー〜〜ッ!!」
前からとろとろと溢れ出てきた白い何か。
息が上がって、頭がくらくらで何も考えられない。
「あの遅漏の脹相くんが!?」
久しぶりに見た、心から嬉しそうな顔。
ところで”ちろう”って何だろう。やはり俺はまだまだ知らないことばかりで…未熟だ。もっと勉強しないとな。…ところでいつになったらこれを抜くのだろう。もう終わりじゃないのか?いつもならこれで終わりだろう?この行為には続きがあるのか?……え?あ?真人は一体何をしているんだ!?
…
……
何時間が経過しただろうか。もしかしたら実際には1時間くらいしか経っていないのかもしれない。まぁ何時間が経過していても、コイツが達しない限りこの行為が終わることは無いだろうが。
「ああ゛っ、あ゛うッ!!!はぁ゛ッ!あッ!ああああ゛ッん゛」
涙が止まらない。
もう何回達したのだろう。
意識が朦朧としている。
「ね、手どけてよ」
「うわっカワイ〜」
「脹相の中にはいってるこれ、おっきくしていい?ほら俺体の形変えれるじゃん?やっぱりおっきいほうがいいでしょ?」
「ねぇちゅーしていい〜?」
俺が思うように話せないをいいことに…ベラベラと。初めて出会った時から思っていたが、こいつはやっぱり嫌いだ。こいつには人の心がない。うん?いや、人の心がない当たり前か。…でもコイツは人間の呪霊であるから……まぁ、いい。考えるのは無駄だ。
…いつになったら終わるのだろう。
…
……
気が付いたら俺は真人の上に跨っていた。
どうやら意識がトんでいたらしい。身体中が痛い。力が入らない。
「ふぅっ…やっと、目ぇ覚め、た?」
真人の声が聞こえ辛い。
視界がほとんど見えない。
「…っはぁ゛ッ……ぁあ゛っ………」
上から下に、上から下にを繰り返される。しかも毎回奥までがっぽり。
「っあ゛!」
俺の体を支えていた真人の手が急に離される。力を入れることができなくなってしまった俺の体は真人のほうに倒れてしまう。
柔らかい唇の感触。俺の唇を割って入ってきたのは…舌だ。くるしい。息ができない。
「ぅ……ふぁ……」
殴れるのなら、このツギハギ顔を力いっぱい殴りたいが、今の俺では指一本も動かすことができない。
「!!」
やっと唇を離してくれたかと思ったら、突然俺の胸の突起に触れてきた。最初はくすぐったかったものの、段々と、弾かれたり揉まれたりすると感じるようになってきて。
「…っ…ぁ…」
やめてくれ、と最後の力を振り絞り髪の毛を引っ張るが表情はビクとも変わらない。むしろ嫌がるどころか嬉しそうにも見える。
「ぁ……っ…ぅん……っ」
「っあ…ん…ぁ……ぁあ゛っ!!」
また俺は達してしまった。いつもと違ったのは白い液が出ていないこと。だが中が痙攣しているのが自分でもわかる。
「まじ?脹相の中痙攣やばいよ。ヤリすぎて女になっちゃったの?ってかこれだけでイっちゃうとか何事?ウケる」
笑いまじりに言うこの男を何度恨んだだろうか。誰のせいで今こんなことになっているのかがわかっているのか。こんなに苦しいのなら呪われたほうがマシだ。言いたいことは沢山あるのにやはり思うように話せない。
「…脹相って、怒りとか辛いとか、悲しいとか以外に、恥ずかしいとか、そういう感情ないの?」
「もっと、女みたいに照れたり、カワイー表情みせてくれてもいいじゃん。ずっと俺のこと睨んでさ〜」
「はぁッ…、お、れは、女じゃ、ない、から゛な」
「…どうする?もうやめたい?」
「…あぁ゛、……こん゛な…のより…呪、われるほうが…マシだ…」
「?……………………あ、ちなみにこういうことしないと呪われるっての嘘だよ」
「脹相、ピュアだから騙すの楽しくって…ごめんね?」
この後怒り狂った脹相による暗殺計画が練られるのはまた別のお話
コメント
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こんな素晴らしい作品が見れて満足しました。初めて見たのがおもちさんの投稿で、表情が想像出来るお話が見たいなと思っていたので、テラーノベルを入れたので、初めて見たのがこんな自分好みの作品なのが嬉しかったです。これからも頑張ってください。
天才がいる、、、