今夜は随分と珍しいものを見ている。
私は目を丸くしながら、店長から差し出された何杯目かの生ビールに口をつけて、隣に座る総一朗を見やった。
ぐちぐちと呪詛のような恨み言を吐く唇に、ぷちぷちと枝豆が一粒ずつ吸い込まれてゆく。
私が手を付ける前にすっかり減ってしまった器の中と、彼の顔とを交互に見ると、片手で掴んだままのジョッキが大きく傾けられた。
「最っ悪だ……!」
強めに叩き置かれたジョッキのせいで、カウンターに振動が伝わる。
早い時間に来店したお蔭か、まだ他に客がいなくてよかった。
私と同じようにキョトンとした店長が、「えーと」と様子を窺いつつ声を発する。
「ど、どうしたの?村尾君」
ここまで機嫌の悪い彼を見たことがないのか、いつもと真逆の構図になっていることに戸惑っているのか、狼狽えながら店長が問うた。
さすが********
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