テラーノベル
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登場人物
今火夜 昏久
(いまかや こんく)
プロローグ
人間は
サアァァ………………
こんな擬音や音だけで波の音…木の葉の生い茂る森の音…砂が流れる音…などの
たくさんの音を想像しその音を景色として
頭の中にその世界を作り出す
“普通”はそうだ。
ただ今の今火夜にはそれが”普通”だ
とは思えなかった。
理由は簡単…目が映すその世界は
耳が作り出してくれた世界とは明らかに違っていたからだ。
第1章 夢の世界?
今火夜「…………は?」
目が覚めて一発目に発した言葉…
それはそれは驚いた時に表現するには
手っ取り早くわかりやすくそして
この状況では適切な言葉。
耳からは今火夜がさっきまでいたハズの
現代社会の景色が思い浮かぶような
人混みの中にいる音や工事中のような機械音、カラスや猫のような生き物の声
ただ今火夜の目が作る世界は
まるで違っていた。
目に映るのは童話に出てくるお菓子の家や子どもの頃に必ずと言って良いほど想像した大きいお菓子。
たくさんのお金や欲しかった物の山
と夢の世界を再現したかのような
世界だった。
そんな相容れない2つの世界の情報
に 今火夜は混乱していた。
今火夜「ここはなんだ?夢?いや…でも音は
俺の知ってるいつもの音だ…」
ただそんなことが起こるはずが無い
いや起こることなど絶対に無い
人間はそんな事を思いどちらかの世界が本当の世界だと1つを選ぶ。
今火夜「そうだよ…夢だ!こんなこと現実で
起こるはずがない!」
今火夜がこうしたように
“ありえない事”が起こると大体の人は
目の作り出す世界を選ぶ。
そうしないと精神がもたないからである。
これも普通である。
そんな中、夢の世界を選んだ今火夜は今、
夢の世界を満喫しようとしていた。
コメント
2件
好きなんですけど???
え、めっちゃ文才ありますやん