テラーノベル
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何の変哲もない日々の中に、爆発的な出来事が起こったらどうなるんだろう。
もし、今ここで俺がナゾの組織に誘拐されそうになったら。誰が助けてくれるのだろうか。
「…っ、映画かっこよかった〜っ!!!」
最近公開された映画を見に行った。アクション映画で、とても見応えのあるシーンばかり。観ていて飽きなかった作品だ。
「朔ずっと言ってるじゃん笑」
「春那はかっこいいって思わなかったの!?」
「悪役の人はかっこよかったけど…」
「悪役の人良かったよなぁ〜…」
一緒に観に行った人と映画の感想をぶつけているその時、まだ映画が終わる予定じゃないスクリーン3から人が沢山出てきた。
「え、っと…なに?これ。」
「わかんねぇ…、春那。俺の傍から離れんなよ。」
「わかっ…たよ、」
何があったかは分からないが、キケンということは脳が理解した。逃げ惑う人々の表情。何か、恐ろしいものを見たかのような感じがした。
「ぉ”っ、お”い、あんたらッ!」
「早く逃げろ”っ!!射殺されるぞッ、!!」
「は…、?笑」
今まで聞こえてこなかった、いや、耳が聞き入れることを拒んでいた音が聞こえてきた。
銃声音だ。
「朔っ、早く逃げよっ…??ねぇ、???」
「春那、早く逃げろ。」
「はあっ、!??あんた、頭おかしいでしょっ、!」
「俺は、…ここから動いちゃいけない。そんな気がするんだ。」
「っ、ばかッ”!!」
そう言って、春那は俺に背中を向けて走った。
覚悟を決め、スクリーンに入ろうと動かなかった体を無理やり動かした。
「…っ、!?」
イス、階段、床、ポップコーンまでも血まみれにされていた。
「…ちっ、まだ生き残りいたのかよ…“、」
「ぁ、…ッ、ぁああ”っ…、!!」
銃口を向けられた。俺は何もすることが出来ず、唸り声をあげる。
「…おい、お前ら。こいつを今すぐ捕らえろ。原田朔だ。」
外国人がライフルを持ちながら近づいてきた。
「…っ、あなたっ、あの映画のッ!!」
意識が途切れた。
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