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テラーノベル(Teller Novel)
失踪清居

失踪清居

「失踪清居」のメインビジュアル

7

七 油断大敵でございます!

♥

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2023年07月17日

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ガチャ…

優しく扉を押すと、簡単に侵入できた。

「…クソが。」

建物の裏から侵入しようとしたが、

5人の警備がいる。

「こりゃいつものやつだな。」

気重慶・瞬意灯

ドギャッ!

「がっ…」

5人が一気に倒れる。


闇來 内部 首領室にて。

「…5人の意識が消えた。」


画像

「クソが、また侵入者かよ。」

「絶えませんなぁ、最近は。」

「おい秋山、真田を送り込んどけ、

あいつならすぐやってくれるだろ。」

「承知致しました。」

「…でもあいつら、普通に

面倒くせぇぞ。」

「…吉田様がそこまで仰られるとは…」

「…念の為、坂田も送れ、用心深く行く。」


「よし、神羅、隠せ。」

「うん」

神羅は指示されると、直ぐに倒れた

男5人を遠くに放り投げた。

「だから目立つな!」

ヒュッ!!

ギュ…

「…あ?」

神羅の背中に、何か小さいものが飛ばされ

た。

「…闇來の刺客か。神羅!警戒を固めろ。」

「よぉ侵入者共!!」

「雑魚一蹴、終わりだ。」

「っ!」

突如、坂田、真田の2人が屋上から

飛び降りてきた。

「んじゃてめぇから死ね。」

坂田は螺旋針を飛ばす。

シュドドド!!

「…ちっ」

だが、その攻撃は須崎の気によって

阻まれる。

「めんどくせぇな、お前。」

「そういえばお前、クロネア1番の

無能って有名だよなぁ、そんな雑魚が

俺らのこと止められると思ってんのか?」

「っせぇんだよ!」

坂田は大量の螺旋針を高速で須崎に

飛ばす。

ズダダダダダダダ!!

「だから、無駄だって。なんならさ」

須崎は気で止めた螺旋針の針先を

坂田の方へ向ける。

「これを使うのは久々だな。」

気重慶・強化反射

ズドドドドドドド!!

「んなぁっ!?」

グシャッ

「ごぶっ…」

坂田は体に大量の針を浴び、倒れた。

「か….ぁ…ぁ….」

「ごふ”“….」

「おい、もう喋んな。」

「俺は…嫌だ…死にたくな」

ドシャッ!!!

「ぐぁぁっ!?」

須崎は気を坂田全体に押し付け

針を深く突き刺す。

「反社のクズの声は聞きたかねぇよ。」

「さて、神羅は大丈夫かぁ?」


真田は、神羅と衝突した。

「貴様、鍛錬の度が低いな…」

「君、キモイね。鍛錬自慢はいいから

かかってきなよ。」



画像 ドォォォ…

(こいつ…気の使い手か。)

「お前がどんな手を使おうが、この

真田は打ち破れん。」

「君、裏で迅速刀の真田とか言われて

るでしょ。」

「あぁ、知っていたか、ならばさっさと

この場から立ち去」

気業戸・飛蹴〈焼衝〉

ボァッ!!

神羅が真田のすぐそこまで迫り

横蹴りをする。

だが、ただの蹴りではない。

気で空気を振動させ、服との摩擦

により大量の炎を一時的に発生

させる焼蹴技であった。

「クッお前!」

(ガードしても焼けてダメージが

残る…脳が反応しても体が追いつかない

これは詰みか…!)

その瞬間だった。

シュドッ!!

「ぐっ!?」

螺旋針先が神羅の足に突き刺さったのだ。

「っ助かったぞ坂田ァ!」

「おう!気にすんな!それより

戦いに集中しろ!」

(…須崎さんのしてること、思い出して

やってみるか…共通してるのは、

気を放出すること、気を練ること。

強度を調節…滞空…)

「これが使える…!」

神羅は手のひらに気を為、固くする。

「これで死ねっっ!!」

神羅はそれを気の力で後押しし

超高速の気弾を真田に投げた。

ブォッ!!!

「っ防ぐっ!!」

ドゴァッ!!

真田は刀で気から身をまもったが

パリッ!!

「まずい!!」

刀が粉々になった。

「君、隙だらけだよ。」

ドゴッ!!

神羅は体制の崩れた真田に

突進する。

「はっ?速すぎだろ…?」

「えへへ、油断したでしょ。」



画像 「ふんっ!!」

気業戸・気放獄出

ドガァァアァァァァッ!!!

「なっ!?神羅!?」

「ぐぅあぉ…」

真田は吹き飛んだ。

「多分、死んだね。」

「…そうか。で、神羅、この状況を

どう打破する。」

2人の後ろには、数人の幹部と首領が

立っていた。

「幹部、ボス共に気配が

感じられなかった。」

「余裕だよ、こんなヤツら」

「おいてめぇら、何真田と坂田

やってくれちゃってんのよ…」

吉田が不機嫌な顔で聞く。

「お前の組織、クソみたいなことしか

してねぇだろうが。」

「そうか?ただ人類を減らして地球に

貢献してるだ」

気重慶・監獄雨雷

「っ!」

「…残ったのはお前だけか」

気づくと、幹部全員が倒れていた。

「…死んでるな。」

「所詮は噛ませ犬だろ?殺すこと

なんて造作もない。」

「ま、いっか、ここの首領である

私がお前らのこと、殺すから。」

「お前みたいな命の重みを知らない

ようなクズが、殺すなんて言うな。」

(うわ…須崎さんがここまで怒ってる

の初めて見た…この吉田とかいう奴

死んだかな…)

「命なんて軽いだろ。」

そういうと吉田は異空間を出し

そこから大鎌取り出した。

「慈鎌 天巡」

「今それを出すか。」

「なにあれ?」

「慈鎌、現環境最強の操術有無号だ。」

「操術有無号ってことは…気使えないの?」

「そうだ。」

「詰んでない?」

「…神羅、お前は気なくても戦えるだろ」

「…須崎、さっさと終わらせよ。僕

お腹すいたよ。」

「…そうだな。こんな雑魚さっさと

片付けるか。」

「んだとてめぇらぁ!!!」

身体強化・極体

(すげぇ気だな、さて、どう殺すか。)

「おるぁ!!」

ブォッ!!

吉田は鎌を振り下ろす。

ガシャッッッッッ!!

「っやば…」

「…」

地面が爆発するとうに吹き飛ぶ。

「これ以上被害は広げねぇ。神羅!!」

「何ぃ!?」

「合わせ技すんぞ!!俺の動き

見てろ!!」

「わ、分かった!!」

気重慶・超新星加速

ヒュッ

「…んあ?」

「お前の負けだ。」

気重慶・業・陽刀袈裟斬

ズザァッ!!!

「ぐふぁっ!?」

「これで終わるとでも?」

神羅は退いた吉田の胸を

「気を…全部拳に込めて殺す。」

気業戸・気獄放出・岩努

ドッッッッッ!!!!

「ごふぁぅっっっっ」

吉田は地面に沈んだ。

「…さすがに死んだでしょ。」

「あーそうだな、帰るか。」

「だね、お腹すいたー。」

2人は出口へと向かう。だが

静かに潜む死神は、チャンスを

見逃さなかった。

「うっへへ…油断したなぁ…」

吉田はゆっくりと立ち上がり、銃の

標準を神羅の心臓に合わせる。



画像 「死ね」

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