(帰郷千衣沙)「それじゃあ次!」
(帰郷千衣沙)「……」
(帰郷千衣沙)「体質についてどう思う?」
(阿部亮平)「はい」
(帰郷千衣沙)「阿部さん。」
(帰郷千衣沙)「うーん……」
(帰郷千衣沙)「不老体質と回復体質か」
(帰郷千衣沙)「そうだね。」
(帰郷千衣沙)「この体質のおかげで100年以上に生き続けてこられた。」
(帰郷千衣沙)「楽しいことも苦しいこともあったけど、何よりもあなた達と出会えたことを私にとっての喜びよ。」
(帰郷千衣沙)「生まれ変わりのあなた達と私。」
(帰郷千衣沙)「新たな時代で共に、生き、笑い、泣き、歩みたい。」
(阿部亮平)「……それが」
(阿部亮平)「千衣沙さんの……」
(帰郷千衣沙)「あなた達を守ることが役目。」
(帰郷千衣沙)「それは昔も今も変わらない」
(阿部亮平)「……ありがとう」
(帰郷千衣沙)「いえ」
(帰郷千衣沙)「さてと、次ね。」
(帰郷千衣沙)「好きな食べ物と飲み物と嫌いな食べ物がありますか?」
(宮舘涼太)「はい」
(帰郷千衣沙)「舘さんね。」
(帰郷千衣沙)「うーん……」
(帰郷千衣沙)「ほとんど食べれるし」
(帰郷千衣沙)「嫌いなものは無いわ。」
(宮舘涼太)「そうか。」
(帰郷千衣沙)「次ね。」
(帰郷千衣沙)「えーと、これ!」
(帰郷千衣沙)「……初恋の人はいますか?」
(向井康二)「!?」
(深澤辰哉)「ぶぶっ。」
(帰郷千衣沙)「これを書いた人誰よww」
(帰郷千衣沙)「この字は……真都だな」
(ラウール)「バレないかと思ったのに」
(帰郷千衣沙)「あなたから言うなんてちょっと意外わ。」
(帰郷千衣沙)「初恋……ねぇ……」
(帰郷千衣沙)「……」
(帰郷千衣沙)「今まで生きてきて」
(帰郷千衣沙)「初恋っていうものは」
(帰郷千衣沙)「体験してない。」
(ラウール)「え?」
(帰郷千衣沙)「紗代子の時も。」
(帰郷千衣沙)「人を好きになったことは無いわ。」
(渡辺翔太)「パニックパニック」
(佐久間大介)「マジかよ!」
(帰郷千衣沙)「本当だって!」
(帰郷千衣沙)「無いわよ。」
(帰郷千衣沙)「……」
(帰郷千衣沙)「博麗の巫女の時」
(帰郷千衣沙)「私の体質について考えて」
(帰郷千衣沙)「子供を産まないという決断をした。お父様や村の人々に告げた。」
(帰郷千衣沙)「私が死ぬまで博麗の巫女を続ける。次の巫女については考える。」
(帰郷千衣沙)「それで決めた。」
(帰郷千衣沙)「多分、それでその好きという感情を心の奥でしまったままに100年以上に過ごした。それでその感情を忘れた。」
(ラウール)「……!」
(帰郷千衣沙)「今もまだ分からないまま」
(ラウール)「そうだったんだ……」
(帰郷千衣沙)「うん」
(帰郷千衣沙)「結婚したいかと言われたら」
(帰郷千衣沙)「戸惑うと思うわ。」
(佐久間大介)「そうなんだ」
(向井康二)「……」
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