fur「てか○○は告らないの?」
『告りたいけど絶対無理です。まず自信ないし…』
風「○○優しいし普通に可愛いじゃん、いけるでしょ」
『……可愛くないです!』
wtri「奏斗まぢでごめーん、遅くなった!」
ドアが勢いよく開いて渡会さんが入って来た。
もちろん私も風楽さん肩が跳ねるくらいには驚いた。
渡会さんは走って来たのか肩で息をしていて、おでこには汗が滲んでいる。
風楽さんはポケットからハンカチを取り出して渡会さんに投げた。
渡会さんはそのハンカチを上手くキャッチして汗を拭いた。
fur「あ、てかひば、今日掃除任せていい?」
wtri「え゛!?」
fur「今日遅刻したよね?」
wtri「スゥー はぃ……」
いくら幼なじみだったとしても やっぱオーナーと店員って立場だからちゃんと罰的なのはあるんだな。
渡会さんはあぢぃ〜とTシャツをパタパタさせながらこっちに歩いてきた。
wtri「おっ!○○ちゃん、いらっしゃい!」
『…お邪魔してます』
それで会話は終わり。
風楽さんとは普通に話せるのに、やっぱ好きな人と話すのは緊張する。
風楽さんがさりげなーく会話に入ってきてくれるから辛うじて話せているようなものだ。
結構風楽さんには 助かってる。
風楽さんは困ったように笑いながらカウンターに立った。
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