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💙青椒肉絲🧡
99
#あべさく
うめぼし
439
楪羽*yuzuriha*
1,542
「てめぇ……春菜に何してんだ、離れろっっ!!!!!」
地獄の底から響くような怒号。
そこに立っていたのは、肩を激しく上下させ、全身から見たこともないほどの怒気と殺気を放っている佐久間だった。
男が驚いて振り返る暇さえ与えず、佐久間は猛獣のようなスピードで踏み込み、男の顔面に渾身の拳を叩き込んだ。
「がはっっ、あ、あぁっ!」
派手に吹っ飛び、床にのたうち回る男。
男は顔から血を流しながら、信じられないという表情で叫んだ。
「な、なんで……どこから……!」
その時、玄関から「警察です! 動くな!」という多数の警察官の足音がなだれ込んできた。
佐久間は、通話を強制的に切られた瞬間に春菜の身に起きた異常を察知。
車を急ターンさせて引き返しながら警察に通報し、同時にマンションの管理人にも連絡を入れていたのだ。
駆けつけた警察官たちが室内に飛び込んできた。
男は押し入ってきた警察官たちに床へ押さえつけられ、そのまま現行犯逮捕された。
「春菜! 春菜!!」
警察官たちが男を取り押さえる声を背景に、大介は這うようにしてベッドの春菜に駆け寄った。
彼の目は今にも泣き出しそうに潤んでいる。
春菜の口元に残っていた粘着テープを剥がし、 手足を縛る粘着テープも狂ったように引きちぎった。
殴られたせいで、春菜の意識はまだ朦朧としていた。
視界がかすみ、佐久間の顔を見るもうまく焦点が定まらない。
「……っさ、くま、く…」
「春菜…っ!!ごめん…!遅くなって…!!俺が、そばにいなかったから…!!」
佐久間は自分を責めるように声を震わせ、溢れそうな涙を必死に堪えていた。
「……ありがとう、きて、くれて」
春菜は弱々しく呟きながら、ふらつく身体をなんとか起こそうとした。
それを受け止めるように、佐久間は春菜の体をしっかりと支え、壊れ物を扱うように抱きしめる。
「春菜、もう、大丈夫だから……!ごめん…!!」
「なんで、佐久間くんが謝るの……?」
かすむ視界の中、春菜は後ろ手に回した腕で、弱々しくもしっかりと佐久間の背中を抱き返した。
そして、彼の耳元で囁くように言う。
「佐久間くんの声が聞こえたとき……すごく、安心したの。助けに来てくれて……本当に、ありがとう」
大介は痛々しく、胸を刺されたかのような表情を浮かべ、彼女をギュッと強く抱きしめ返した。
「もう、離れないよ…絶対に…!!二度と一人にしない……っ!」
その言葉と、彼の温かい体温が伝わった瞬間、春菜の中でピンと張り詰めていた糸がプツリと切れた。
「……っ!ふ、うぅ…っ!ぅあ……!」
感情が溢れ出し、春菜は大介の胸の中でボロボロと大粒の涙をこぼして泣いた。
佐久間はベッドのシーツを引き寄せると、春菜の体を包み込むように優しく巻き付けた。
そして、二度と離れないと言う言葉通り、強く強く彼女を抱きしめる。
そのまま、警察ともみ合っている男がいる汚らわしいベッドルームから春菜をそっと抱き上げ、 安心できるリビングのソファへと連れ出してくれたのだった。
コメント
1件
もうっっっ、やばすぎた!!😭💕💕 佐久間くんの怒号からの救出シーン、かっこよすぎて画面見ながら叫んだよ…!「もう離れない」って言葉と一緒に春菜ちゃんをぎゅっと抱きしめる描写がもうエモすぎて泣いた😭✨ 春菜ちゃんが「声が聞こえて安心した」って言うところ、マジで心臓掴まれた…!ふたりの絆が確かなものになって本当に良かった…るるさんありがとうございます…!!次の展開も楽しみにしてます🔥🌸