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#三角関係
霞花怜
1,066
#イラスト部屋
寿命㌫(主) 🔮🖤ᩚ
695
味噌汁に具材を入れて煮込んでいると瑞樹が風呂から上がってくる気配がした。そのまま迷うことなくこちらに向かってきて、後ろから抱きしめられる。
ほのかに香るシャンプーの匂いが鼻腔をくすぐり、湿った髪が首筋に触れてヒヤリと心地よい冷たさを残す。
「わっ……!? だから、急に後ろから抱きつかないでって言ったでしょ。今、包丁持ってるわけじゃないけど危ないよ」
「危なくありません。柊吾さんの動きは全部把握していますから」
「そういう問題じゃなくて……っ」
呆れたようにため息をつく柊吾の耳たぶに、瑞樹の濡れた唇がふっと温息を吹きかける。それだけで背筋にぞくりと甘い電流が走り、手元の箸がわずかに揺らいだ。
柊吾のわずかな反応に気をよくしたのかエプロンの隙間に手を差し込まれ服の上から胸の尖りを押されて、小さな溜息のような喘ぎが洩れた。
「ち、ちょ……っ」
「お風呂、気持ちよかったです。……ご飯の前に、デザートをいただきますか」
「は? デザートって、まだご飯出来てな――んっ!?」
振り返った瞬間に捕らえられ、さっきよりも深い口づけを落とされる。石鹸の香りと水分を含んだ熱気がふわりと鼻腔をくすぐり、柊吾の思考はあっという間に溶かされていった。
拒絶するはずの声は、瑞樹の唇に吸い取られるように消えていく。
「んっ……ふ、ぁ……っ!」
コンロの縁に両手を突いて体を預ける格好になった柊吾の首裏に大きな手が回され、無理やり顔を横に向けさせられる。そのまま耳たぶから首筋にかけて、ねっとりと湿ったキスを這わせながら、瑞樹のもう片方の手がエプロンの裾を容赦なく捲り上げた。
「っ、や……、んっ……!」
素肌に直接這わせられた熱い手のひらが、くびれから滑るように胸元へと這い上がる。服の上からでも敏感になっている先端を親指の腹で意地悪く転がされ、思わず喉の奥から小さな喘ぎが零れ落ちた。
「声が出てますよ、柊吾さん。ダメじゃないですか。お隣のおじいさん達に聞こえちゃいますよ?」
「うっ、ぅ……っ、そんな、大きな声出してない、っ……!」
「ふふっ、ほら、ここ、こんなに硬くなってる……」
耳元で低く囁きながら、さらに指先でグリグリと執拗に突起をいじり倒される。同時に、背後からぴたりと密着した下半身に、瑞樹の熱く硬くなった昂ぶりが容赦なく押し付けられた。
「あ……っ、だ、め……そこっ、こんなところで……っ!」
「だめ? 俺のにいやらしく腰を押し付けて来てるの柊吾さんですよ?」
「……っ、ち、ちが……」
「違いませんよ。ほら、見てください」
コンロの縁に両手をついてヘタりかけている柊吾の体を、瑞樹は後ろからさらに深く引き寄せ、熱を帯びた下半身をぴったりと密着させる。逃げ場を完全に塞がれたまま、服越しに伝わる硬く熱い体温に、柊吾の脳が真っ白に染まっていく。
「や、そんなに押し付けないで、っ……! お味噌汁が、もうすぐ……っ」
「味噌汁なんて後回しです。それより、さっき施設で俺の顔を見て『カッコいいなぁ』って蕩けた顔をしていた罰を、もっと体に教えてあげないと不公平でしょう?」
「っ、そ、それは……っ!って、いうか、お仕置きって……」
「仕事中なのに、落ち着かせるの大変だったんですよ? あんな、無防備で可愛い顔、他の職員や利用者さんに見せるなんて……」
耳元で艶やかに囁かれながら、胸の尖りを捉えていた指先がスライドし、今度はくびれから滑るようにズボンのゴムへと手を掛けられる。
「っ……!? く、黒瀬さん、そこはっ、ここ、キッチンだし……!」
「キッチンだから何ですか? この家には俺たち二人しかいませんよ」
ずるりと引き下ろされた布の隙間から、容赦なく熱い手のひらが直接素肌に触れ、敏感な腰回りから太ももの付け根へと這い上がっていく。逃げようと足をわずかに動かした瞬間、それがまるで誘っているかのように瑞樹の硬い昂ぶりに擦れ、柊吾の口からたまらず甘い悲鳴が漏れた。
コメント
1件
うわぁ、もう第105話、おめでとうございます!今回のエピソード、キッチンでのあの密やかな空気感がたまらなかったです。味噌汁を作ってるっていう日常の場面だからこそ、瑞樹の後ろからの抱きつきがすごく鮮明で。お風呂上がりの湿った髪が触れる感触とか、石鹸の香りとか、細かい感覚描写がリアルで、こっちまでどきどきしました。柊吾が拒みながらも抗えない感じ、すごくいいです。更新楽しみにしてます!