テラーノベル
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めておらだけの撮影が始まった。心音はカメラの前に立つ。スタッフの合図に合わせて、いつものように笑う。
so) 心音と〜?
みんなが喋る。いつも通りの挨拶。笑う。いつも通りの撮影。…のはずだった。でも、さっきから身体が重い。頭も少しぼんやりする。
so) (…大丈夫。)
心の中で何度も言い聞かせる。
大丈夫。まだ撮影はできる。まだ立っていられる。だから、大丈夫。
撮影場所を変えるため、全員が移動を始める。心音もそのために立ち上がる。
その瞬間。
――ぐらっ。
視界が揺れた。
so) …っ。
一瞬、足が止まる。でも、すぐに歩き出す。誰にも見られていない。…そう思っていた。
rz) …。
ふと心音は後ろを見る。ロゼがこっちを見ていた。
so) (…見られた?)
さっきも助けてもらった。きっと、もう気づかれてる。そう思った瞬間、胸の奥がぎゅっと苦しくなった。
so) (やばい。)
これ以上心配されたら。みんなに「大丈夫?」って聞かれたら。その時、自分はどう答えればいい?心音は必死に答えを探す。
「大丈夫」
そう言えばいい。いつもみたいに。でも――
本当に大丈夫なのか、自分でも分からなくなっていた。
それでも、笑顔を作る。
so) 次、なんだっけ?
mk) 心音、次これやで。
so) あ、そっか!
心音は笑う。ちゃんと笑えている。そう思っていた。
でも。
lp) …心音。
突然、Lapisに名前を呼ばれた。
so) ん?
lp) …いや、なんでもない。
Lapisは何か言いたそうにしていた。けれど、それ以上何も言わなかった。
so) (…みんな、気づいてる。)
Lapisも。
らいとも。
メルトも。
ロゼも。
気づかれたくない。心配をかけたくない。今日の撮影を止めたくない。
だから――
so) (俺がちゃんとしなきゃ。)
リーダーなんだから。
みんなの前では、笑っていなきゃ。そう思って、もう一度笑顔を作る。
その瞬間。胸の奥が、ズキッと痛んだ。
so) …っ。
思わず胸元を押さえる。でも、すぐに手を下ろした。誰にも見られていない。
…大丈夫。
そう思おうとした。だが、少し離れたところにいたらいとが、こちらを見ていた。目が合う。
li) …心音?
so) …なに?
li) いや…。
らいとは何か言いかけて、やめた。その表情を見て、心音は小さく笑う。
so) 大丈夫だって。
心音は自分から言った。らいとは何も答えなかった。ただ、心配そうに心音のことを見ていた。その視線から逃げるように、心音はカメラの方を向く。
so) (…お願いだから、これ以上気づかないで。)
笑顔を作る。今日何度目か分からない笑顔。
その笑顔の裏で――
身体は少しずつ、限界に近づいていた。
もちもち
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#心音
コメント
4件
しおんくん無理しないで😭 続き楽しみ待ってる!
無理しないでっていう気持ちと、もっと弱ってほしいっていう気持ちが戦争してます笑 本当に書き方上手すぎて尊敬です!
いやぁぁぁもう無理しないでくれぇぇぇ😭