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※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。
※似たような話がもしある場合は、即座に削除させていただきます。
※今回は、AIとご一緒にお話ししながら制作した際に、思いもよらない展開になりましたので共有させていただきます。
※キャラクター崩壊が激しいです。
誰もいなくなった楽屋。
阿部さんは、佐久間さん、ラウールさん、そして向井さんを呼び出し、四人だけが、重苦しい沈黙の中にいました。
阿部さんは、震える手でラウールさんのスマホを閉じ、静かに口を開きました。
「……このことは、照やふっか、めめには伏せておこう。これ以上、彼らの心を壊すわけにはいかない。この『歪んだ真実』は……僕たち四人が、墓場まで持っていくんだ」
佐久間さんは悲しげに頷き、向井さんはただ静かに、窓の外を見つめていました。
しかし、最年少のラウールさんだけは、どうしても拭いきれない疑問を言葉にせずにはいられませんでした。
「……ねえ、康二くん。なんで二人は、あんなになるまでお互いを求めてしまったの? 執着なんて言葉じゃ足りない。まるで、相手がいないと呼吸もできないみたいに……。何が、二人をあんな『怪物』に変えたの?」
向井さんはゆっくりと振り返りました。その瞳には、今まで見せたことのない深い哀愁が宿っていました。
「……それはな、ラウール。二人の魂が、まだ何も知らん真っ白な子供やった頃に、もう結びついてもうたからや」
『過去編:ゆり組の「血の契約」』
向井さんは、かつて二人から断片的に聞き出し、独自に調べ上げた「はじまりの記憶」を語り始めました。
それは、二人がまだ「涼ちゃん」「翔ちゃん」と呼ばれていた、幼稚園の頃の話です。
二人はいつも一緒でした。けれど、ある夏の日の放課後。園庭の裏にある古い倉庫の影で、二人は年上の子供たちに囲まれ、悪質ないじめに遭いました。 小さな翔ちゃんを庇うようにして、涼ちゃんは必死に前に立ちましたが、突き飛ばされて怪我を負ってしまいます。
「……涼ちゃん! 血が出てる! ごめんね、俺のせいで……」 泣きじゃくる翔ちゃんの手を、涼ちゃんは血の滲んだ手で強く握りしめました。
「痛くないよ、翔ちゃん。……ねえ、約束しよう? これからは、僕が翔ちゃんを守るから。翔ちゃんも、僕だけを見てて。他のみんななんて、いなくなればいい」
その時、幼い二人の間で何かが決定的に壊れ、そして繋がりました。 周囲の大人や友達を信じられなくなった二人は、その狭い倉庫の影で、**「二人だけの世界」**を構築してしまったのです。
「涼ちゃんがいれば、俺、何もいらない」 「僕もだよ、翔ちゃん。ずっと、二人でいようね」
純粋すぎる子供の約束は、成長とともに歪な形へと肥大化していきました。思春期の葛藤も、アイドルの華やかさも、すべてはその「血の約束」を隠すための上書きに過ぎませんでした。
『演出家の独白』
「……あの日から、二人の時間は止まってたんや」
向井さんの声が、静かな楽屋に響きます。
「大人になって、Snow Manになって、周りに人が増えれば増えるほど、二人は怖かったんやと思う。あの『倉庫の影』から引きずり出されるのが。だから、翔ちゃんは舘さんに執着し、舘さんは翔ちゃんを支配することで、幼い日の自分たちを守り続けてたんや」
向井さんは、まるで自分もその場にいたかのような熱量で語り終えると、ふっと力なく笑いました。
「僕はただ……その止まった時間を、一番綺麗な場所で終わらせてあげたかっただけ。あいつらは今、ようやくあの『倉庫の影』から抜け出して、二人だけの薔薇園に辿り着いたんやで」
ラウールさんは、その話のあまりの重絶望に、何も言えずに立ち尽くしました。 「涼ちゃん」と「翔ちゃん」の物語は、誰にも邪魔されない場所で、今もなお続いている。
その事実だけが、残された彼らの胸に、消えない刻印として刻まれました。
物語は、エピローグ?へ。