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「起きろー!!」
うわっ。蓮さんの叫び声で俺は目が覚めた。
「蓮さん、ハッキリ言います。うるさいです。耳がおかしくなります。」
俺はキリキリいう耳をおさえながら蓮さんに言う。蓮さんは笑いながら、
「悪い悪い!だって俊が起きるのが遅いんだよー!起こさないと起きそうじゃないもんな!」
と、言う。俺たちが話していると、部屋のドアがガチャリと開いた。そこには派手な見た目の5人がいた。1人目は背が低いけれど、髪は目立つピンク色で、化粧がすごい。女の人かな?2人目は、耳にピアスがジャラジャラついていて少しヤ○ザみたいな雰囲気。身長バカでかい。3人目は、一見普通に見えるけれど、背中にナタとかスナイパーライフルとか持ってるから、なんか………ね。4人目は優しそうな女の人。見た感じ、俺より年下?穏やかそうで、真っ白なワンピースを着ている。髪は金髪。5人目は黒髪で眼鏡をかけている。真面目そう。でも、やっぱりこの人も腰にヤバいものつけてるからなんかヤバそう………全員個性的だな。
「ねぇ、その子が新入り?」
ピンク色の髪の人がきく。俺はオドオドしていたけれど、蓮さんがパッと口を開き、
「そうだぜ★こいつな、超すげーんだよ!お前らが見たらビックリするって!」
と、まるで自分のことのように得意げに言う。そしたら、ヤ○ザみたいな人が落ち着いた、冷たい目で、
「じゃあ、俺ら5人と戦ってみるか?」
と、とんでもないことを言い出した。は?この人、バカなんですか?いやいや、初対面でほれはないわ!蓮さんは焦った様子で、
「コイツにそこまでできねーよ!何言ってんだ?!」
俺の肩にいるカラスもカァーと鳴く。でも、ここで断ったら多分俺はここにいる人たちに嫌われる。俺はしばらく考えてからその場にいる全員に言った。
「いいですよ。」
みんなポカンとしていた。でも真面目そうなヤバい人が言った。
「いい決断だね。じゃあ、君は死ぬ覚悟ができているってことだ。」
俺はこの言葉に少しも緊張感を持たなかった。なんか知らんけど俺には大きな余裕があったんだ、こいつら全員に勝てるって。
「死ぬ覚悟ができている?それはね、こちらの台詞ですよ。あなたたちの方が、死ぬ覚悟ができているんですか?」