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「しゅう!なに馬鹿なこと言ってんのー?!無理無理!お前はコイツらにまだ勝てねーって!」
蓮さんは開いた方が塞がらないとでも言うようにジタバタとしている。自分でもビックリするよ、俺がこんなに自信を持っているなんて。
「そろそろ始めるかぁ?」
体のデカいやつが煽ってくる。俺はその言葉にニコリと笑顔を見せて返事をする。
「勿論です。」
その瞬間、俺たちは部屋の窓から飛び降りた。流石に部屋は危険だからな。全員が一気に襲ってくる。俺は、本来ならあり得ないはずの飛ぶということをした。なんと、真っ黒な羽が背中から生えていたのだ。俺は不意に視線を感じた。何処かの窓からだ。何処だ……あ。俺の部屋の窓からだ。俺の部屋はホテル内にあるから上の方なんだよな、地下じゃなくて。俺の部屋の窓には、**ボスがニコニコしながら立っていた。**しかもコーヒーを飲んでいる……優雅にね。あ、油断していた。俺は背後からナタが振り下ろされる音を聞き取った。
「さ〜よ〜な〜ら〜!」
この、黒髪やろう!突然俺の口が開いた。
「→◎▽↑○バリア」
俺の身体は暗く、透明な膜に包まれた。俺の背後にいた黒髪野郎は、は?という声を出して、俺の膜にぶつかりながらコンクリートの硬い地面に叩きつけられた。おぉ、痛そ★
「こいつは……悪魔だ。」
誰かがボソリとつぶやいた。はぁ?俺が悪魔だって言いたいの?そんなわけないじゃあ〜ん★俺がテキトーなことを考えていると穏やかそうな女の人が、
「この子は強いわ。これ以上戦うと私たち、本当に死んでしまうわ。ねぇ、君。駿くんよね?私が認める。あなたは強い。だから、ここに入る資格はあるわ。」
「おい、美愛!」
「本当にいいのか?」
「こんなやつ入ったらどうなるか……」
その場にいる全員が騒ぎ出す。その時、聞き覚えのある声がした。
「やぁやぁ、みんな。どうだい?調子はいいかな?」
「ぼ、ボス!どうしたんですか?」
頭ピンクがボスにきく。ボスはふふっと、赤い口端をつりあげて笑った。
「君たちの様子。窓から見させてもらったよ。すごいね、修。君は上出来だ。それにしても、みんな、修をバカにしていたようだね。よくないよ、そういうのは。ここのルールとして教えたよね?みんなが入る時。まぁ、とにかく、君たちは修と戦わない方が身のためだよ。なぜなら……この子は**半分狼になったからね**。」
え?俺が……半分狼?人狼ってこと?