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私
達は人間だ! 人間らしい暮らしをしているのだ! だが、それがどうしたというのか!? 私達が人間だという証拠にはならない!! 私達には私達の生き方があるはずだ! 私達にはそれを選ぶ権利があるはずなのだ! 私達はこの世界に生きている。
私達の存在自体が罪なのか? 私達は存在しているだけで許されない存在なのか? ならばなぜ私達は生まれてきたのだ? 私達の存在は無意味だったと言うことなのか? 私達は存在する価値のない生き物だったというのか? それとも何か意味があるということなのか? 私達はいったい何者なのだ? 私達はただそこに居るだけのモノに過ぎないのか? 私達は人間として生きる資格がないのだろうか? それでも我々は生きていかねばならない。
それが運命だからだ。
さあ、目を覚ませ! お前たちは目覚めなければならない! 今こそ立ち上がれ! 我らの手で世界を救済する時が来たのだ! さあ、共に行こう! 新たなる理想郷へと旅立つために!! これはとある王国で起きた物語。一人の少女の物語。そして……
『終末戦争』と呼ばれる戦いが起きた後、人類は多くの資源を失い衰退の一途をたどる。そんな中で、人々は新たな技術を開発し、様々なモノを生み出して文明を再建しようとする。しかし、それすらも『機械仕掛けの神』に阻まれる。
そこで、人間たちは考えた。
自分たちにはできないなら、『機械仕掛けの神』ができないことをしよう。
つまり、自分たちだけでできることをするのだ。
例えば、新しいゲームを作ろうとか。
そして、そのアイデアを形にしたのが……。
***
――とある高校の教室にて。
「おーい! みんな聞いてくれ!」
クラスメイトたちに呼びかけたのは、このクラスの中心人物の一人だ。名前は……えっと、忘れた。とりあえず、あだ名で呼ぼう。彼のあだ名は、確か……そうだ。
「お前ら、今日が何日か知ってるか?」
「4月8日だけど」
隣の席に座っていた女子生徒が突然立ち上がったと思ったら、机の上に置いてあった僕の鞄を掴み上げ、教室の外へと飛び出して行ったのだ。僕は唖然としながらその様子を眺めていたのだが……。
「ちょっと! これ見てよ!」
戻ってきた彼女が僕に見せてきたものは一冊のノートだった。表紙には『日誌』と書かれている。それを見た瞬間、嫌な予感しかしなかった。
「ねぇ、このノートの中見た?」
そう言いながら彼女は僕の目の前まで顔を近づけてくる。僕は首を横に振り否定するが、嘘だと見抜かれているようで、疑い深い視線を向けられたままだ。
「本当に見てないんだけど……」
「じゃあ中を見てみてよ」
彼女は有無を言わさない口調で言ってきたので、仕方なく僕は恐る恐るページを開いた。そこには今日の日付と一言コメントが書かれている。
【今日はお昼ご飯を食べた後、午後3時までは休憩時間です】
【今日はお休みなので、お友達とお出かけする予定です!】
【今度のテストでは良い点が取れるように頑張りたいと思います!!】
【昨日見たドラマで流れていた曲を聴いていたらとても気分が良くなりました♪】
【最近ちょっと太ってきた気がするのでダイエットを始めようと思っています(笑)】
【明日の英語の宿題がまだ終わっていないので急いで終わらせないと……】
etc.etc. 日記帳を開いてみると、そこにはたくさんの文章が書かれている。それは、誰に向けて書いたのか分からないものもあれば、明らかに特定の人物に向けられているものもある。
そうして書かれている内容は千差万別なのだけれど、共通している部分もある。
『楽しかったこと』とか、『嬉しかったこと』、『感動したこと』、『驚いたこと』、『幸せだったこと』――そういったプラスのイメージの言葉が多いのだ。
きっとこの少女はとても素直な性格をしているのだろう。だから自分の感じたことをそのまま書き記すことができて、その結果として前向きでポジティブなことばかりが記されている。
でも、中には例外もあるよ。
絶望的な状況でこそ、奇跡を起こす奴もいる。
それはきっと、君たちみたいな人間だね。
だからさ、こんなところで諦めないでくれ。
どんな時だって、可能性はあるはずだろ? そうやって、俺らは未来を作ってきたんじゃねぇのか? 今すぐ信じてくれなんて言わねえけど、いつか分かってくれると信じてるぜ。
信じることが希望を生むってことくらい、お前らなら知ってるはずじゃねぇか! あぁ……ごめんなさい。
もう、何もかも遅いんです。
この世に正義があるとすれば、それはあの人にとっての悪だった。
それなのに、私だけが救われてよかったんでしょうか? 私はただの傍観者にすぎない。
それに気づいたとき、全てが遅かった。
本当は、私が終わらせるべきだったのかもしれない。
だけど、できなかった。
だからせめて、これ以上の悲劇が起きないように願うだけです。
それがたとえ、誰にとっても救いのない結末になるとしても……。
真実を見抜く洞察力と、それを正しく伝える表現力が不可欠だ。
正しい情報を発信しなければ意味がない。
情報操作をするにしても、誤った情報が蔓延していては話にならないからだ。
常に物事の本質を捉え、必要なものを正確に見極める能力が求められる。