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うおいさー
(全員集合)
新八「ぎ、銀さんッ!!大変です!!」
銀時「朝から声でけぇよ……団子でも腐ったか?」
神楽「腐る以前に“全部”なくなってるアル!!」
銀時「……え?」
(テーブルの上。昨日の優勝賞品“団子1年分”が跡形もない)
銀時「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!!!」
新八「落ち着いてください銀さん!!」
銀時「落ち着けるかぁぁあああ!!俺の糖分が誘拐されたんだぞぉぉ!!!」
神楽「まるで団子が人質になったみたいな言い方アル。」
彩音「……まさか、誰かが盗んだ……?」
(そのとき、万事屋のドアの隙間から一枚の札が落ちる)
新八「これ……手紙?」
銀時(震える手で読む)
“団子は預かった。返してほしくば、花街裏路地にて一人で来い。
甘党の魂を試させてもらう。 ――『黒蜜党』 ”
銀時「…………誰だよその“中途半端なスイーツ組織”は。」
神楽「銀ちゃんの敵、だいたい糖分関係ネ。」
彩音「……甘味戦争、再びか。」
新八「そんな戦争あったんですか!?」
銀時「心の中でな!!」
(夜。銀時、単独で指定の場所へ向かう)
銀時(心の声)「甘味を奪われた者の怒り……思い知れよ、“黒蜜党”……!」
(物陰から声)
「ようやく来たか、“白糖の侍”……!」
(現れたのは、全身黒装束の集団。背中に“黒蜜”の文字)
銀時「お前ら……自分の組織名、胸張って言えんのか?」
リーダー「砂糖を崇める者どもよ、甘味界の均衡を乱すな!」
銀時「そのセリフで“黒蜜”語るな!!」
(戦闘開始)
銀時VS黒蜜党――
木刀vs黒蜜スプーンの激戦が繰り広げられる!!
彩音(上空から着地)「……団子の匂いを辿って来た。」
銀時「お前犬かよ!」
彩音「……昔っから鼻はいい方でな。首輪ついてるし」
銀時「そーいや俺がつけてたな」
彩音「つけた本人が忘れんなよ」
(彩音、刀を抜く。黒蜜党の一人が動くが、瞬時に彩音が制圧)
黒蜜党「な、なんだこの女……!?」
銀時「俺のツレだ。団子泥棒ぶっ飛ばすためにな。」
(銀時と彩音、背中合わせで戦う)
彩音「……ほんっと、団子のためにここまで来るとはね。」
銀時「お前が言うな。寝ぼけて団子探しに来た奴に言われたくねぇ。」
彩音(苦笑)「……否定できねーな」
(黒蜜党を制圧。団子の箱を発見)
銀時(抱きしめながら)「……もう離さねぇ。お前がいねぇと生きてけねぇんだ……団子ォ……」
彩音「……団子に言うな。アタシに言え」
新八(到着)「銀さん、涙ぐんでますけど完全に変態ですよ!」
神楽「愛の再会アル!」
銀時「黙れ!俺は今、糖分と心を通わせてるんだ!!」
(全員で団子を囲む)
銀時「結論。やっぱり、平和に団子食ってるのが一番だな。」
彩音「……次からはちゃんと冷蔵庫にしまっとけ。」
新八「また盗まれたら洒落にならないですからね。」
神楽「でも黒蜜党、まだ生き残りいるアルよ?」
銀時「……だろうな。」
(銀時、木刀を肩にかけて)
銀時「次に来るなら、黒蜜じゃなく“愛の味”で来いよ。」
彩音「……どこのドラマだよ、それ。」
「まあ団子ぐらいならアタシが作ってやっからよ」