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アリシアはお湯を沸かしながら考えていた。
岬と深い仲になったとしても終身刑になる。事だてることなくお別れすれば、未来で人生を続けることができる。
よくわからないのが赤のシグナルの基準だった、キスは黄色信号だった、もしかすると時代の流れを変えてしまうような行為が赤信号なのかもしれない。例えば殺人とか未来人だってバレてしまうとか。
アリシアは暖かいお茶を差し出した。
「ありがとう、クシュンッ」岬
「大丈夫?風邪引いた?」アリシア
オデコに手を添えると酷い熱。アリシアは店員に薬箱の場所を聞き解熱剤は発見。
「これ飲んで少し休んで」アリシア
岬は横になり、少し休むことに。
「最後の日なのに、ごめん」岬
岬はブルブル震えてる。
「どうしたの寒いの?もっとかけるもの探してくる」
「大丈夫ここにいて」岬
岬は布団の中にアリシアを誘う。アリシアは岬に寄り添った。
「アリシア、あったかい。。。」岬
「喋らなくていいから早く休んで」
時間がゆっくり流れる、アリシアの心臓はバクバク、岬は寝息をたてて寝ている。
あまりの心地よさに2人とも眠りに着いた。
「はっ」長い時間眠ってしまった。
時刻は23時。。。岬の熱を計ると熱は下がっていた。
このまま、ここを離れて岬が目覚めた時に私がいなければ、寂しさも紛れるかも。
アリシアは未来へ帰る準備をし、ビーチへと向かった。
こんなに人を好きになったのは初めてだった、恋をするのは時間ではないと教えられ。運命の人に出会えた。しかし、それは許されぬ、過去の人。
こんなことなら、猛勉強してタイムスリップするんじゃなかった。
岬は彼女とまで別れて私を選んでくれてた。なのに、理由も言えず置き去りみたいで彼にとっても残酷な結果にしてしまう。
「やっぱりここにいた」岬
「起きたら姿がなかったからきっとここかと思って、ここアリシアに出会った場所」
「岬、ごめんね、私あなたにもう会えない、今日が本当に最後。」
「そんな、電車だって飛行機だってあるんだから、またいつでも会いにいくよ」
「そういうんじゃないんだ」
「何言ってるんだよ、せっかく友達に。。」
アリシアは岬に口づけを、抑えきれない感情を最後のキスに込めた。涙が止まらない。
腕のシグナルが赤色に点灯した。