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レレ目線(レグアードグ)
運動とお茶会という名の復讐を多少足りないものの、終わらせたレグアードグは、アルルの元へと戻った。
あんな陰気なところの空気をアルルが味わうのは嫌なので、急いでお風呂に入る。
急いでも、真夜中なのだからアルルは寝ていると思うが、それでも、アルルが早く見たい。
ガチャッ。レレはアルルの部屋のドアを開ける。
ふわっ。
良いアルルの香りと、不気味な空気が肌で感じれた。
しかし、なぜ、不気味な空気なのだろうか。
その理由はすぐわかる。
「レレ?どこに、何をしに行っていたの?
わたしとレレは、番なんだよね?
どうして、寝ている時に、あんなに離れていっちゃったの?
レレが物理的に離れすぎると、わたし、体がビリビリして、いても、たっても、いられなくなる。」
ゾクゾクッッッ。怖いはずなのに、彼女から目が離せない。
そもそも、こんなに怖いものを初めてみた。
なのに、心はとてもどくどくしてる。
嫉妬で怒るアルルが、美しくてたまらない。
引き寄せられて、逃してもらうことが一生できないようなオーラ。
もしやとは思うが、普通の番関係よりも、より強力な関係なのでは?
この時、ふと、思い出した。確か、あれは、禁術本の中にあった、謎の文章ひとつ。謎の文章とは、この国の禁術本だけでも、数十個ある。その中にあった文章。
『かつて、眠りに就いたる妖精たちは、互いに愛し合い、また愛されつつ、仲睦まじく育まれたり。しかしながら、彼らの親密なる関係を引き裂かんとする者あり。即ち、荒れ狂う魔物たちに他ならず。運命の悪戯により、妖精たちは異なる次元の世界に引き裂かれたり。悲しみに沈みし妖精の一方は、再会の日のために、準備を整えたり。いつの日か、必ずや、再び相見えん時、再び激しく惹かれ合うことを願い、心に誓いを立てたり。』
これだっ!何が言いたいのか、国の研究者達も、ずっとわからなかった。でも、俺はかつて、妖精だった。記憶こそ無いものの、心は覚えていると言っている。
「アルル、ごめんなさい。アルルの、代わりに俺が復讐しに行ったんだ。アルルも復讐したいなら、また一緒に行こう?でも、あまりアルルをあんな陰気な場所に連れて行きたくはない。」
「そっか。」 空気が少し穏やかになる。
「ねぇ。アルル。少し、聞きたい事があるんだけど、、、」
「なーに?」
「アルルは、、前世の記憶って、ある、の?」
「………え……?……………」
アルルは、
戸惑っていた。。。。
作者から
ふぅ。この話、めっちゃ考えた。結構考えた。んで、読み直してみたらさ。え?たったのこんだけ?(これだけ?)うわっ。めっちゃ少なっ!ってなったよ。
次も読んでいただけるとありがたいです。
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