時々みかのお見舞いに来ては、ぬいぐるみをプ
レゼントしてくれた両親。みかが一緒に眠れるか
らだ。
みかは最近高熱が続いていた。のども真っ赤に
腫れ上がり、医師が良く冷えた綿棒でみかののど
を冷やして、そのあと薬を塗る。「うえっうえっ」
みかはのどの奥に綿棒をこすりつけられ、苦しく
て、吐き出そうとする反応を繰り返していた。み
かの両親が呼ばれ、「そろそろ危ないかも知れませ ん」と言われた。「みかいつも頑張ってるね つら いね」みかの母親はみかの手を握った。みかの父 親もその手に手を重ねた。「何もしてやれなくてご めんな」
その夜 みかは静かに息を引き取った。
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