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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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「保守派の貴族は俺が邪悪な悪魔だと。おそらくそうだ。俺は邪悪だ。欲張りで何かを手に入れるためには何でもする。実際俺は裏で画策して全てを実現させられる。君が望めば、君の家から騎士団長を輩出できる。それは俺にとって難しいことじゃない。だからこそ、君に俺の手をとってほしいと思っている。俺は君をずっと愛しているから。君と関係を切ったのは俺の個人的な報復の計画に君を巻き込みたくなかったから。君のことを愛していたから、両親の死の真相を探ったせいで君のことを失うのが怖かった。君を手に入れて君を失うくらいなら、君に嫌われて君を失わない方がまだ良いと思えたんだ。」

「…そうなの。」

彼女は少し考えこんでいるようにそう言う。

「そうだレイチェル、俺は愛する人間に嘘はつきたくない。俺とアルヴィアンの真実を知れば君は何も知らなかったようには戻れないし、俺は君だけが特別じゃない。でも君のことを俺は愛しているし、君と結ばれたいと心から思っている。だからこそ俺は君から答えがほしい。でもすぐにじゃなくていい。金曜日の夕方4時にアカデミーの庭園に来てくれ。美しい薔薇のそばで君を待っている。昔パンタナールの薔薇園で君と過ごしたみたいに。」

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