太「織田作…?」
織田作が、何で
織「ただいま、太宰」
その言葉に_
太「織田作‥!君は」
云いかけた瞬間_
ヒュンッ
織田作の首に刀が突き付けられる
夜「悪趣味だな」
?「悪趣味ぃ?性格が良いと云ってもらおうか」
あの二人組、そして_
バッ
すぐに離れる
織「太宰?どうしたんだ?」
その言葉も、仕草も、全部織田作だ。
信じたい、でも_
信じられない。
織田作はもう死んでいるから_。
先輩の云う通り、気味が悪かった
夜「…ユラを倒すとはねぇ」
?「アンタの友達なら此処だよ」
ドサッ
血塗れで倒れている_
?「だいぶ弱っちいなぁ…」
夜「…何をした」
殺気丸出しになる
?「おお、怖…そんな怒んなよ」
その時_
夜「…相変わらずの異能力だ」
彼女の異能力に引き込まれる
また異能力無効化が通じないのか…
?「アンタの為に特注で無効化させたんだ…感謝しろよ」
夜「何も嬉しくないね」
淡々と返す
夜「折角津島家では恩恵の私の漢字一文字入っていると云うのに…」
”夜空_”
空「うるせぇ。」
相手も殺気丸出しになる
チャキ
空「アンタは倒すだけだ」
ボウガンを出してくる
夜「近代的だなぁ…」
ヒュンッ
早速矢が飛んでくる
夜「寝てても当たらないじゃないか」
すると_
空「其れはどうかな?」
カンッ
返ってくる
夜「ブーメラン方式の矢…!?」
急いで避ける
次の時_
ガキンッ
空「ちっ…」
小型ナイフで刺そうとされる
夜「あぶな…」
そのまま足で蹴り返す
空「ッ…」
何か飛び道具を投げてくる
夜「よっ…」
その時_
ガキンッ!
夜「何でも持ってるねぇ…」
刀で切りつけられそうになる
空「結局探偵社とは和解したのか」
夜「和解じゃあないよ。皆が許したんだ」
私は笑みを零す
空「そうかい…まぁ、関係ないっ」
ヒュンッ
またナイフを投げてくる
夜「君の目的は私の失脚ではないのかい?」
空「其れもあるけど、本当はこうやって自分の手で殺したかったから此れで良い」
距離を詰めてくる
夜「ッ‥!強欲だね」
カキンッ
空「私は欲しい物の為だったら何だったって捧げる」
・
太「助かるか…」
今はユラの手当てが終わった処だった
何があったらこんな風に…
国「ユラはどうだ」
太「まだだね。」
国「流石に傷が深いか…」
刺されたような後もあった
其処の傷が深いだろう
ある節が思い当たる
太「そう云えば…あの妹さんは何処に行ったんだ」
彼処は姉妹として活動していた筈…
ユラに倒されたか?
それなら体も現実世界に引き戻されるはずだが…
その時_
「キャーッ!」
向こうから悲鳴が聞こえる
ガチャ
太「国木田くん、どうしたんだい」
女性達が軽く震えている
国「此れが…」
其れは_
太「‥は…?」
”遺体の無い血痕”_
・
夜「…」
妹が居ない…
ユラに倒されたか?
それなら体も現実に戻る筈なのだが…
その時_
ある事に気づく
”何だったって捧げる”
真逆…
夜「お前は」
空「相も変わらず、勘が良いね」
カキンッ
ヒュンッ
夜「…お前は、_
”母親の為に妹を捧げたな”
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