テラーノベル
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少し前にねだられて買ってあげたエプロンを巻いて(後ろを結ぶのは俺がしてやった)涼太は張り切って夕飯の支度を手伝ってくれている。それとは対照的に、ばっちり目を覚ましてすっかり機嫌を直した翔太は、テレビを見ながらグミを食べていた。
💚「あんまりグミ食べてると、お夕飯食べられなくなるよ」
💙「はぁい」
返事はいいが、もぐもぐと大好きなグミを食べる手が止まらない翔太を見て、そっとため息をつく。
翔太は食は細いけどお菓子は大好き。
ここでグミを取り上げたら泣くだろう。そんな俺を見兼ねて涼太が行く。
❤️「翔太、カレーライス好きだよね?」
💙「ん、すき」
❤️「グミ、また後にしよ?」
💙「…………わかった」
最後のひとつを大事そうに口に放り込むと、翔太はそれで本当にグミを終わりにした。涼太、さすが!!ママ、泣いちゃう。
💚「尊いねぇ」
俺はまた、そんな双子を見て胸にきゅんきゅんを感じるのだった。
そうこうしているうちに旦那の蓮が帰って来て夕飯が始まる。
❤️💙「いただきまぁす!!」
💚「今日はそこで食べるの?翔太」
💙「うん!パパ、すきぃ♡」
子供用のチェアの上でちゃんと膝の上にナプキンまで敷いて食べている涼太と違って、甘えん坊の翔太は、地方での撮影で数日間不在だった蓮の膝の上に乗ったまま、グーでスプーンを掴んでカレーライスを頬張っている。口の周りはもうぐちゃぐちゃだ。
🖤「ありがとう。パパも翔太くん好きだよ〜♡」
💙「うきゃ!!」
頬擦りなんかして…。ちょっとカレー付いてるぞ。それに俺もちょっとは寂しかったんだぞ。構え〜。
……おっと、いけないいけない、我が子相手にヤキモチなんか…。
❤️「ママ?ぼく、そっち行こうか?」
💚「大丈夫だよ。涼太、ありがとう」
心配そうにこちらを覗き込む涼太をよしよしと撫でてやる。人生何周目なんだと我が子ながら驚いてばかりだ。そして、もう一人の片割れの翔太の魔性には子供ながらに並々ならぬものを感じる。ちょっと可愛く見える角度でパパを見てるし…。
ま、まだろくにトイレも一人で行けないような子供相手にライバル心を掻き立てられることもないだろうケド…。
🖤「ママ」
💚「ん?」
蓮は急に俺の顔へと手を伸ばすと、口の端に付いていたらしいご飯粒を取ってこれみよがしにパクッと食べた。
🖤「ママの方が子供みたいだね♡」
❤️「ほんとだぁ!」
💙「きゃっきゃっ!!」
頬が赤くなる。
………今の、絶対わざとだろ。
蓮は余裕の笑みでこっちを見ている。全てを見透かされたようで恥ずかしくて、頬が熱くなった。
🖤「子供たちは?」
💚「寝た。本当に可愛いよね、二人とも。天使みたい」
🖤「ね。……でも俺には亮平が一番可愛い」
💚「そんなの…ズルい……///」
俺にとっての王子様も蓮だけだと思うけど、言えなかった。それにわざわざ言わなくても蓮には伝わってる気がする///
蓮は、俺の唇にそっと自分の唇を重ねると、いい?と聞いて来た。赤くなったままで頷くと、腰に手を回され、夫婦の寝室へと向かう。仕切りを取っ払った向こうの端には双子用のベッドが置いてあるので大きな声は出せないけど…。
蓮は、俺の着ていたパジャマのボタンを上から一つ一つ外していき、胸が露わになると、耳たぶの後ろへ腕を回して深いキスを求めて来た。久しぶりなので、何となく照れるけど、物凄く嬉しい。求められるまま、呼吸が苦しくなるようなキスを角度をずらしながら何度も繰り返した。
🖤「亮平、ここから声は抑えてね♡」
蓮は少年のように悪戯っぽく笑うと、胸の先端を舌先で虐めてきた。ちらちら、ちろちろと蓮の舌が行き交うたびに漏れそうになる声を必死で抑える。
布団を上から被ってシているけれど、いつ双子が起きるかわからない状況での情事は興奮を誘った。
こうして蓮に抱かれるのは随分と久しぶりだ。
双子たちが保育園に預けられるようになるまでは辛抱だと思っていたけど、やはり時々こうして愛し合うのは俺たちの常になりつつあった。
💚「やだ……んっ…♡イジワル…ッ…ああっっ!!」
蓮の愛撫は、蓮の中の興奮とともに熱量としつこさとを増して行く。俺の下半身はもう完全に勃ち上がってしまっていて苦しい。触ってもらいたくて、うずうずしてる。我慢しきれずに自分で手を前へ持っていこうとすると、蓮の手がそれを制した。
🖤「だめ。させないよ」
うちの旦那、カッコ良すぎるんですけど…。蓮は端正な顔立ちで、それでも悪戯な表情のままでニヤリと笑うと、しつこく胸を愛し続けた。もどかしくて、気持ち良すぎて、思わず声が出てしまう。
💚「あんっ!あんっ!!れんっ!おねがい……」
🖤「なぁに?どうして欲しいの?」
💚「さ、さわって……気持ちよく……してぇ…♡♡」
🖤「ふふ。亮平ってば本当に可愛いね」
蓮は、屹立の先端を指先で弄ると、抗えない快感に腰が動いた。濡れている感触がかなり恥ずかしいし、それとは裏腹に指の動きが気持ちいい。本当には思う存分声を出したいけど……子ども達の手前、それもできない。自分の手で自分の口を必死に押さえながら、蓮が容赦なく与えてくる快感に俺は必死に耐えていた。
🖤「感度イイね♡すぐそこに子どもたちがいるからかな?」
💚「わかってる…くせにぃ……はあっ!ああっ!でちゃう………んっ…」
我慢できず、蓮の手の中に白濁を放った。蓮は掌に放たれたそれを、膝を持ち上げて、俺の後孔に塗り付ける。
🖤「亮平、今日、中にいい?」
💚「えっ」
安全日だったろうか?
なんとか計算しようとするけど、ぐちょぐちょと混ぜられる指の感触に頭の中は混乱している。後はもう、喘がないように必死なだけだった。答えがないことを肯定と取ったのか、はたまた蓮自身が我慢ができなかったのか、蓮の大きな屹立が俺の中へと入って来た。
💚「えっ、おっき、、、あっ!やだやだ……!」
🖤「無理。止まんないよ」
感じすぎちゃう……。
いつもより明らかに肥大した蓮のものは、俺のイイとこを容赦なく突いてきて…。
💚「あっ!!あああんっ!!やっ!!ああーーっっ!」
🖤「声、デカすぎ(笑)いいよ、そのまま感じて、亮平」
💚「いく、いく、いっちゃ………」
🖤「めっちゃ可愛い……っ……」
蓮は一段と腰を深く挿し込むと、限界ぎりぎりだったのか、大量の精液を俺の中に注ぎ込んだ。擦り付けるように、そして一滴も漏れないように奥へと挿入するので、本気でまた孕ませようとしているのかと疑うほどだ。俺は気持ち良すぎて、身体の痙攣が暫く治らなかった。
シャワーを浴びてから部屋に戻ると、珍しく翔太が起きていて、俺の足元に擦り寄ってきた。翔太の後ろには、涼太が涙目で立っている。逆はよく見るけど、どうしたのかな?と屈んで聞いてみると、翔太が言う。
💙「…ごめんね、おねしょ…」
💚「ああ、おねしょしちゃったのか。いいよ、じゃ、着替えようか」
💙「ん…」
ココで、はて?と思う。
二人には青と赤の色違いのパジャマを着せているけど、翔太は寝る前に着せた青い上着に赤いズボンを穿いている。そっちは濡れてビショビショだ。涼太はなぜか赤い上着に青いズボンを穿いていて……あ、そういうことね。俺は笑いそうになるのを堪えていた。 確認のために赤いズボンを脱がせると、中に穿いていたパンツは少しも濡れてない。
涼太が怒られると思ったのかな? お兄ちゃん、弟を守りたかったんだね…。可愛いなあ……。
💚「涼太、涼太も着替えようか」
❤️「どうして?」
涼太はうるうると俺を見ている。嘘がバレてないかと不安なんだろう。
💚「一緒に寝てるから、二人とも汚れちゃったでしょ。一緒にキレイにして着替えよう?今夜はママたちと寝よっか」
❤️「……ママ、怒らない?」
💚「怒らないよ。翔太が正直に言ってくれて嬉しい!」
💙「ん」
目配せし合う二人が可愛くて抱きしめると、二人が左右からぎゅうっと抱きついてきた。なんて可愛いらしいんだろう。蓮と入れ違いに双子たちを洗いに行く。
後で蓮に、二人とも可愛かったんだよ、と報告すると、蓮はひとしきり身悶えした後で、
🖤「やっぱ、もう一人くらい作っちゃう?」
とまた盛ってきたので、とりあえずゲンコツで返事しておいた。
その夜は俺と蓮で、双子を抱きしめるようにして、朝まで4人で仲良く寝ましたとさ⭐︎
おしまい。
コメント
25件
あー可愛い💕 マジで可愛い💕
幸せな光景が目に浮かぶ (*˘︶˘*).。.:*♡
ふー、、、ちょっと好きすぎます(? めめあべもめっちゃくちゃ尊いけどゆり組ぃ!!何だよ涼太偉すぎだろ〜🤟 次も楽しみです😊