テラーノベル
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※sho×emです。
※大学生×社会人(年の差)です。
※私がにやにやするための文章をAIに手伝ってもらいながらつくっています。
※某ゲーム実況者様のお名前をお借りしております。
ご本人様にご迷惑のかかりませんようご配慮お願いいたします。
『201号室のお隣さん』
ー第五章 日曜日の約束ー
sho「エミさーーん! 来週の日曜日、絶対空けといて!!」
数日前、インターホンも鳴らさずにスペアキーで転がり込んできたシャオロンが、玄関を開けるなり弾けたような声で叫んだ。
em「わっ、びっくりした……。日曜日、ですか? 何かありましたか?」
sho「練習試合!エミさんに、俺が一番かっこいいところ見せたいねん……なあ、見に来てくれるやろっ?」
仕事机に向かうエーミールのすぐ隣に手をつき、キラキラとした瞳で覗き込んでくる。
その勢いに圧倒されながらも、エーミールは思わず吹き出した。
em「ふふ、見に行ってもええん?」
sho「当たり前やん! エミさんが見ててくれたら、場外ホームランだって打てる気する!せやから、お願い!!」
大型犬が尻尾をちぎれんばかりに振っているような、全力のお誘い。
断れるはずもなく、エーミールは苦笑しながら頷いた。
_練習試合当日。
エーミールは約束通り、大学のグラウンドの片隅で試合を見守っていた。
em「結構、若い方も見に来てるんですね……」
周囲には熱心に声援を送る学生たちが大勢いた。
シャオロンがバッターボックスに立つと、一段と黄色い歓声が上がる。
「シャオロンく〜んっ!」 「頑張って〜!」
em(……ファンの方ですかね)
もともと整った綺麗な顔立ちをしているのだ。
あんなに真剣な表情で勝負に挑んでいたら、ファンがいるのも当然だと納得してしまう。
普段の生意気な面影など一切ない、戦う男の顔。
――キィン!
乾いた打球音が、心地よく響いた。
白球は一直線に空へ舞い上がり、青空を切り裂くように伸びていく。
ボールはフェンスを越え、そのままスタンドへ飛び込んだ。
em「っ!…ほんまにホームラン打った…」
ダイヤモンドを一周し、ベンチに戻る際。
彼はキョロキョロと周囲を見回したあと、真っ先にエーミールの方を向いて、誇らしげにVサインを掲げてみせた。
em(……ふふ…本当に眩しすぎますね)
試合はシャオロンのチームが圧勝。
後片付けを終えた彼を待つため、エーミールはグラウンドの出口付近へと移動した。
「あっ! シャオロンくん、お疲れ様!」
「これ良かったらみんなで食べてー!」
女子大学生たちがシャオロンを囲む。
シャオロンは「おー、ありがと……あ、これこいつが好きなやつだわ」と、差し入れを隣のメンバーに手渡す。
その仕草すらこなれていて、あまりにも『お似合い』な光景に、エーミールは思わず一歩後退りした。
em(……そうですよね。彼には、ああいう賑やかな場所が相応しい……)
自分のような地味な大人が、彼の眩しい未来を縛っていいはずがない。
先程まで胸を占めていた誇らしさが、音を立てて崩れていく。
エーミールが逃げるように出口から離れようとした、その時。
sho「……あ!おった!エミさん!!」
背後から、鼓膜を震わせるほど大きな声が響いた。
振り返ると、群がっていた女子大生たちを完全無視して、シャオロンがこちらへ全速力で走ってくる。
「ちょっと! シャオロンくん!?」
背後の呼びかけを気にする素振りも見せず、シャオロンはエーミールの前で土煙を上げる勢いで急ブレーキをかけた。
sho「どこ行くん!? 終わったら一緒に帰るって約束したやん!」
em「あ……すみません…忙しそうやったので、つい」
sho「忙しいわけないやろ! 俺、エミさんに見てほしくて今日一日頑張ってんねんで! ……なぁ、どうやった? かっこよかった?」
シャオロンがこれでもかと距離を詰め、期待に満ちた瞳で覗き込んでくる。
その真っ直ぐな独占欲にエーミールの心臓が跳ね、つい臆病な一言が口を突いて出た。
em「……その、随分と人気者なんやね…あの方たちと一緒にいた方が……あなたも楽しいんやないですか?」
言った瞬間に後悔した。
まるで拗ねた子供のような物言いだ。
シャオロンは一瞬呆気に取られたような顔をしたが、すぐに勝ち誇ったような、意地の悪い笑みを浮かべた。
sho「……え、もしかしてエミさん、焼いてるん?」
em「っ……! そ、そんなわけ……」
sho「あはは! 顔真っ赤やん! かわええなぁ、もう!」
茶化すような口調。
けれど、その瞳に宿る熱は、変わらず真っ直ぐで、自分だけを射抜いている。
臆病な自分が立ち止まっている間も、彼はいつだってこうして手を伸ばして待っていてくれた。
em「……シャオロンさん」
sho「ん?」
エーミールは、彼のユニフォームの裾をぎゅっと握りしめた。
em「……あの時……しつこいとおっしゃいましたよね。いつまでも待つ、と」
sho「おん。覚悟の上やで」
em「……もう、待たなくてええよ」
騒がしいグラウンドの出口で、エーミールの小さな声が鮮明に響く。
em「私、シャオロンさんのことが好きです……お隣さんで終わりたくないのは、私の方でした」
今度は逃げずに、真っ直ぐにその瞳を見つめ返す。
シャオロンの表情が、一瞬で、泣きそうなほどクシャクシャに歪む。
sho「……っ、エミさん……ほんまに? 夢ちゃうよな?」
em「はい……これから、よろしくお願いします」
シャオロンは、汗と土の匂いも気にせず、エーミールを力いっぱい抱き寄せた。
sho「っしゃあ!! 覚悟しとけよエミさん! ほんま大好きっ!」
em「っ、ちょっと! シャオロンさん、皆見てますから!」
エーミールが真っ赤な顔で周囲を気にするが、シャオロンは腕の力を緩めるどころか、さらにぎゅっと力を込めてその首筋に顔を埋めた。
sho「嫌や……エミさんが、自分から『好き』って言ってくれたんやもん」
顔を上げて見えたシャオロンの瞳は、少しだけ潤んでいた。
あんなに堂々とホームランを打った男が、今にも泣き出しそうな、子供のような表情をしている。
em「……もう…泣かないで。野球している姿、本当にかっこよかったですよ」
エーミールがぎこちなく彼の頬を両手で包むと、シャオロンは「ほんまに!?」と顔を輝かせた。
em「ほんまに。……さあ、帰ってご飯にしましょう?」
二人は並んで、アパートへと続く道を歩き出す。
ふと、シャオロンがエーミールの右手を取り、自分の左手の指を絡ませた。
いわゆる『恋人繋ぎ』に、エーミールの指先がぴくりと跳ねる。
sho「エミさん……来週の日曜日も、空けといてな」
em「練習試合あるんですか?」
エーミールが聞き返すと、シャオロンは立ち止まり、夕闇の中で今まで見たこともないような優しい顔で微笑んだ。
sho「ううん……ちゃうで、デートしよっ? ……お隣さんとしてやなくて、俺の恋人として」
アパートの階段を上る足取りは、いつになく軽やかだった。
っだぁ
#BL
コメント
2件

見るのが遅くなってしまったーーー!こんな神作品すぐに見れなくてすみません!今回も相変わらずいいですね!!最高です!まさかemさんから告るなんて…一旦天才か…、次の話もめっさ楽しみにしてます!頑張ってください!

相変わらず神作 一体全体どうやったらこんなんかけるんですか?もう!!次も期待するしかないやん!!!