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朝鮮戦争・改

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朝鮮戦争・改

第63話 - 第63話

11

2024年09月13日

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伊琉夏

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伊琉夏

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空中での激戦が続く中、トランプは限界を感じていた。伊吹丸の力はあまりにも強大で、対異能兵器「SED」を使用しても、完全に抑え込むことはできなかった。

「くそ…！これ以上は…」

トランプは息を切らしながら呟いた。空には暗雲が立ち込め、雷が鳴り響く中、彼は最後の一手を考えていた。

その時、天から声が降り注いだ。

「トランプ…まだ終わっていない。」

マドレシスの声だった。かつて人間であり、神となった存在が、トランプに語りかけてきた。

「力を貸そう。受肉するのだ、我が神の力を。」

マドレシスの力

突然、トランプの身体に眩い光が差し込んだ。彼の体が神聖なエネルギーに包まれ、空中で輝きを放ち始める。マドレシスの神の力が、彼の肉体に宿り始めたのだ。

「神の力か…？」

トランプは驚愕しつつも、その力が自分に流れ込んでくるのを感じた。体の痛みが癒され、力が蘇る。神々の知恵と力が彼のものとなり、彼の目には新たな決意が宿った。

「伊吹丸、お前に勝てる。」

新たなトランプの誕生

神の力を手にしたトランプは、空中で伊吹丸に向かって再び立ち向かう。彼の身体は輝くオーラに包まれ、まるで別次元の存在に変貌したかのようだった。

「伊吹丸、俺はお前の相手ではない。人間だった俺はここで終わる。だが、神を受けた俺が今ここにいる！」

伊吹丸は目の前に現れたトランプの変化を感じ取り、表情を険しくした。

「神の力を手に入れたか…だが、それで俺に勝てると思うな！」

神と異能の激突

トランプは受肉したマドレシスの力で、伊吹丸の「無」の力に対抗する。二人の戦いは次元を超えたものとなり、空中で神と異能の壮絶な戦いが繰り広げられる。

トランプの一撃は、これまでとは比べ物にならないほど強力だった。神の力で強化された剣は、伊吹丸の防御を貫き、彼の身体に深く届く。

「これが神の力だ…！」

トランプは剣を振り下ろし、伊吹丸を追い詰める。

「ぐっ…！」

伊吹丸は苦しみながらも、反撃を試みるが、神の力に圧倒されていた。

運命の一撃

空中での戦いは、ついにクライマックスに達した。トランプは神の力を解き放ち、最後の一撃を準備する。

「伊吹丸、これで終わりだ！」

トランプの剣が輝きを増し、天と地を分かつかのように伊吹丸に向かって振り下ろされた。伊吹丸はその一撃を迎え撃とうとするが、神の力の前では無力だった。

そして、トランプの一撃は伊吹丸を貫き、空中に轟音が響き渡る。