🖤side
💛「ご迷惑かけました」
🖤「本当に」
岩本くんはその後、ちゃんと佐久間くんに誠意を持って断って、仲直りした。相変わらず2人の関係は秘密のまま続いていたが、今はしょっぴーも岩本くんの横で元気にお待たせのケーキを頬張っている。
💚「照って、本当に優柔不断だよね」
💙「ほんとは佐久間のことちょっとは好きだったんだろ」
💛「そんなことないって!翔太が一番」
💙「どうだか」
しょっぴーがこんなふうに軽口を叩けるなんて、岩本くんも相当頑張ったに違いない。
俺も阿部ちゃんの機嫌取りには苦労したし、何となく岩本くんを労いたい気分だった。
🖤「いつまでも仲良くやっていきたいよね」
💛「もう二度と翔太を泣かせたくない」
💙「当たり前だ」
💚「俺ももう嫌だからね?翔太悲しむの」
💛「ごめんな」
岩本くんの大きな手がしょっぴーの頭をわしゃわしゃと撫でた。少し嫌そうな顔をするけど、しょっぴーはまんざらでもなさそうだ。
💙「さてと。帰るか、照」
💛「食うだけ食っといて」
💙「お邪魔しましたー」
💛「おい、待てよ。ごめん、2人とも」
そう言うと、本当に2人は帰って行った。俺たちに気を遣ったのかもしれないし、自分たちがさっさと2人きりになりたかったのかもしれない。
💚「よかった。仲直りできて」
🖤「毎回巻き込まれる俺たちも大変だね」
💚「まあ、否定はしない」
阿部ちゃんは、それでもどこか嬉しそうに、テーブルの片付けを始めた。シンクの前に立つ阿部ちゃんを後ろから抱きすくめる。
💚「洗い物中」
🖤「後でいいよ」
💚「こら。どこ触ってんの」
🖤「さあ?」
阿部ちゃんの口に、舌を割り入れて、無理やり口を開けさせた。阿部ちゃんも半身でキスに応えて来る。ワイシャツのボタンを一つ一つ開けていき、胸を撫でた。
💚「めめ……ベッドに…」
🖤「ここでしよ」
阿部ちゃんの口の中は甘い生クリームの香り。蕩けるような感触にうっとりとしながら、胸の先を摘んだ。
💚「あっ、待って、本気…?」
🖤「本気」
首筋や肩口にキスをする。さっきから触っている場所はもう期待で硬くなり始めているので、下を脱がせて、手で包んで、ゆっくりと上下にスライドさせた。
💚「あっ、やだ」
🖤「興奮しない?ここでするの」
そう言うと、阿部ちゃんは唇を結んで、黙ってしまった。阿部ちゃんの身体から力が抜けた。可愛いお尻を撫でると、ゾクゾクする、と呟いた。
🖤「ほんと、好きなんだから阿部ちゃんも」
💚「言わないで…」
前も後ろも十分に解し、シンクに突っ張らせて挿入する。後ろから何度か突いただけで、阿部ちゃんがいつもより乱れた声を上げた。
💚「あん、あん、あん」
🖤「可愛い。もっと鳴いて?」
腰が当たるたびに、阿部ちゃんの熱っぽい声が俺を煽る。阿部ちゃんと繋がっていると、いつももっともっとと欲深く求めてしまう。阿部ちゃんも中から俺を求めているのがわかる。
すごく気持ちいい。
🖤「あー……めっちゃ、深いところまでいってる」
💚「ねぇ……俺っ…もう」
🖤「俺も、いきそう」
💚「あっ………!!」
🖤「んっ………」
阿部ちゃんの中で、何度も何度も吐き出した。阿部ちゃんも後ろでイクと同時に、前にたくさん吐き出していた。
この後は、仲良くお風呂に入って、洗いっこをした。 シンクの洗い物は途中のまま、朝になって片付けることになる。
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