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これは、d!様の二次創作(軍パロ)です。
ご本人様には一切関係ございません
エセ関西弁、捏造注意
その他の注意書きはプロローグを参照ください
でははじまります
kn「……」
沈黙が流れる。早く、早くと答えを急かすように心臓が早くなるのが分かる。ここで失敗すれば俺らの計画は泡となって消える。
なんで俺が緊張してんの?もっと、シッマとかzmの方が大変なのに。
zm「し、しっま…?」
zmもなんか泣きそうやしヤバいって。ここで使えるカードが俺一人とかどうせいっちゅーねん!
zm「な、なあ…、ごめ、ん…」
やっとzmが絞り出した声は小さく、震えていた。そろそろ精神の限界がきているのがわかる。
zmも、俺も、小さい頃のいろいろのせいで、他人が自分に対してネガティブな感情を持つと結構精神にくるねんな…。
ここは漢sho、覚悟を決めねば…!
sho「シッマ」
kn「…、うん?」
sho「お前、親から離れたいってゆーとったやん」
kn「なんで、覚えてんのw」
小さく笑ったけど、辛そうな声と顔。そんな顔、しないでほしい。俺も恐怖か何かを感じて体が震える。
言葉が恐怖で潰される前に吐き出そうと、呼吸を整える。
sho「一緒に行ってさ。離れよ、お前の親のとこから。そしたら、辛いことが少しは減ると思う」
kn「つまり、親から離れるということと引き換えに、俺に資金とか船とか諸々を任せたいっちゅーことやな…?」
sho「いや、まあ、そーゆーことなんだけどさ、…」
いやいやいや、なんでお前はそういう考えになるねん!
損得関係なしに、俺らのやりたいことをやりたくて、その楽しみを共有したいって言ってるだけやん!
それとも、シッマにはこれは何の得もない事柄なんかな。どーでもいいってこと?
sho「そういうことじゃなくて」
kn「……」
sho「損得とか、そういうの関係なしに、広い世界見て、生きる場所見つけよって」
kn「生きる場所、ね…」
十分にあるで、と彼は言って、また笑った。
いつもの快活な笑いとは全く違う…、ああ、コイツ、大人だな、って思った。
いろいろお前は見すぎたんやな、シッマ。
sho「……全部海に捨ててくればいい」
kn「は?」
sho「自分に要らんって思ってる辛いこと、捨てれるだけ海に捨ててこいや。ゴミは捨てたら駄目だけど、思い出は問題ないやろ。迷ってるなら、一緒行こうや。もし、その後嫌になったら、帰ってくればいい」
俺は知ってる。大先生と一緒に来るときは昨晩は地獄のようなことがあったこと。居場所を求めても、どこにもなくて絶望してること。そしてそれを先生にも俺らにも、隠そうとしていること。
俺だけじゃない。みんな知ってる。だから
sho「居場所、ぜっったいに、俺らが、見つけたるから!!」
行こーや、海。
屋上に響くのは、俺の声だけ。空は黙って、俺らのことを眺めている。
沈黙が痛い…。
sho「ぅ゙ッ、ゲホゲホッ…、」
やっべ大声出しすぎた……。くっそ、苦し…。
kn「なんで、知ってるん…?」
sho「な゙、にが…ッ?」
zm「とっくのとうにみんな、知っとる」
zmが俺の言葉を繋いでくれた。
kn「……、そっか」
そう言って、knはまた笑った。
kn「あっは、俺、なんのために隠してたんやろ…wほんまに、ダッサwww」
そして一通り笑い終わると、こちらをキッと見て、あのいつものよく通る声で叫んだ。
kn「俺も、行く!!!」
zm「うっさw」
耳を塞ぐzm、さっきよりもさらに爆音で笑うkn。
三人で馬鹿みたいに笑っている。
sho「ほんまにw、お前らっwww」
と、誰かが階段を登る音がした。
俺らはピタリと会話をやめた。
「おい、屋上誰かいるのか!?」
あ、先生だ。
zm「やべ!?先生に見つかった!!」
kn「え゙っ、に、逃げろおおおお!!」
慌ただしく階段を駆け下りる。
sho「せんせー、こいつら無断で屋上侵入してましたーwww」
zm「お前もやろ、sho!!w」
sho「ぼ、僕しらないめうーw」
廊下に響く少年たちの爽やかで軽い足音。
夕日の差し込むそこは、まさに彼らにとっての最高の日々の始まりの地となった。
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こんにちは、てってれーです。
海賊揃ったよ、やっと。みんなの過去とか掘り下げてったらきりないのでまた別の機会にドカンと投下しようと思います。
テスト頑張ります。
それではさようなら〜