コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
その作戦とは__願叶神社(がんきょうじんじゃ)に行くこと
願叶神社とは、七夕の前日の夜0時に現れるという幻の神社
現れる場所は、シェアハウスのすぐ近くにある丘らしい
そこで願い事をすると、100%願いが叶うのだという
そこで私は、『なおきりさんを明日あの世に送ってください』と願う
正直のところ、これはただの迷信でしかない
だけど私にはこの道しか残っていない
なおきりさんと同じ、犯罪者の道には行きたくないから
そして今日が七夕の前日7月6日
つまり願叶神社が現れる日ということ
だけど一人では少し怖いからみんなも呼ぼうと思う
えーっと、まずはえとさんに……
「ねぇ、えとさん 願叶神社って知ってますか?」
「知ってるよ、願い事が100%叶う幻の神社でしょ?」
「そう!そこにみんなで行って、
“じゃぱぱさんともふくんが見つかりますように”って願い事しませんか?」
もちろんこれはみんなを呼ぶための嘘
「いいじゃんそれ!幻だからあるか分からないけど、
私達にできるのはこれぐらいだからね……それじゃあみんな集めようか」
えとさんは少し悲しそうな表情をして、
近くにいたどぬくさんのところにかけて行った
「私も行きますか……」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「願叶神社……夜みんなでそこに行くので起きててくださいね」
「「「分かった!」」」
願叶神社に行くこと、みんなオッケーしてくれた
あとは願叶神社があればの話なんですけど……
願叶神社、どうか見つかってください___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
夜、今はヒロさんの運転する車であの丘に向かっていた
「え、あれじゃね?!」
「うおマジだ!神社がある!」
本当にあったんだ、願叶神社……
近くまで来ると、とても迫力があって、不思議な感じがする
「よし、それじゃああの願いは俺がやる」
「いいよ~」
願い事はだれかが一人でも言えば叶う
だから、たっつんさん以外は好きな事を願うことになった
『なおきりさんを、明日あの世に送ってください』
……願い終わった
もう、私の復讐は終わったも同然
「のあさん!どんな事願いましたか?」
「るなさん!私はとくになかったので、
二人が帰ってきますようにって願いました」
本当の事は口が裂けても言えない
「るなは、みんなとずっといられますようにって願いました!」
「おーい、のあさん、るなさん帰るよ~!」
遠くでシヴァさんが呼んでいる
「それじゃ、帰りましょうか」
明日が楽しみでしかたがない