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その作戦とは__願叶神社(がんきょうじんじゃ)に行くこと


願叶神社とは、七夕の前日の夜0時に現れるという幻の神社

現れる場所は、シェアハウスのすぐ近くにある丘らしい


そこで願い事をすると、100%願いが叶うのだという


そこで私は、『なおきりさんを明日あの世に送ってください』と願う


正直のところ、これはただの迷信でしかない

だけど私にはこの道しか残っていない


なおきりさんと同じ、犯罪者の道には行きたくないから


そして今日が七夕の前日7月6日

つまり願叶神社が現れる日ということ


だけど一人では少し怖いからみんなも呼ぼうと思う


えーっと、まずはえとさんに……

「ねぇ、えとさん 願叶神社って知ってますか?」


「知ってるよ、願い事が100%叶う幻の神社でしょ?」


「そう!そこにみんなで行って、

“じゃぱぱさんともふくんが見つかりますように”って願い事しませんか?」


もちろんこれはみんなを呼ぶための嘘


「いいじゃんそれ!幻だからあるか分からないけど、

私達にできるのはこれぐらいだからね……それじゃあみんな集めようか」


えとさんは少し悲しそうな表情をして、

近くにいたどぬくさんのところにかけて行った


「私も行きますか……」


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「願叶神社……夜みんなでそこに行くので起きててくださいね」


「「「分かった!」」」


願叶神社に行くこと、みんなオッケーしてくれた


あとは願叶神社があればの話なんですけど……

願叶神社、どうか見つかってください___


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

夜、今はヒロさんの運転する車であの丘に向かっていた


「え、あれじゃね?!」

「うおマジだ!神社がある!」


本当にあったんだ、願叶神社……


近くまで来ると、とても迫力があって、不思議な感じがする


「よし、それじゃああの願いは俺がやる」

「いいよ~」


願い事はだれかが一人でも言えば叶う

だから、たっつんさん以外は好きな事を願うことになった


『なおきりさんを、明日あの世に送ってください』


……願い終わった

もう、私の復讐は終わったも同然


「のあさん!どんな事願いましたか?」


「るなさん!私はとくになかったので、

二人が帰ってきますようにって願いました」


本当の事は口が裂けても言えない


「るなは、みんなとずっといられますようにって願いました!」


「おーい、のあさん、るなさん帰るよ~!」


遠くでシヴァさんが呼んでいる


「それじゃ、帰りましょうか」


明日が楽しみでしかたがない

















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