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篠原愛紀
#独占欲
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「……いきますよ。一回だけですからね」
「うんっ♡」
僕は深呼吸をし、地を這うような低い声で言い放った。
「俺以外の男を見るな。今日からお前のすべては、俺の名前で上書きしてやる」
「……っっっ!!」
「……きゃあああ! もう無理、尊すぎる……っ!陽一さん、今の表情は完全に『優勝』!」
白石さんは顔を真っ赤にして叫んだ。
「『慣れていないのに必死に支配しようとしてる感』が、逆にリアルな執着心を煽る気がして一生推せる……!♡」
白石さんは恥ずかしさに耐えかねて床に座り込んだ僕の横にすっと寄り添い、耳元で囁いた。
「……次は……誘い受けね♡」
「……え?」
聞き返す暇もなかった。彼女は僕の膝の上に強引に跨り、逃げ場を塞ぐようにして密着してきたのだ。
「白石さん!? さすがにこれは……いつガスの業者さんが来るのかもわからないし」
捲れ上がった裾の先、白い太ももの付け根で、サテンが放つ光沢が、危うい影を落としていた。
(待て、その……デザインは……。そんなの、僕の脆弱なセキュリティが保つわけがないだろっ……!)
僕は心臓が跳ね上がるのを感じて咄嗟に目を逸らした。
「……じゃあ早めに終わらせないとね♡」