この作品はいかがでしたか?
112
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話が終わり、会議の続きをしたいと言われたので、膝から降りる。
ーードラケン「ん。じゃぁな。」
ーー千冬「はいっ」
春千夜くんの方に歩き、みんな振り返ると笑顔で手を振っている。
作り笑いじゃない笑顔だった。
それが心底嬉しかった。
帰りも春千夜くんが気にかけてくれ、また両手で抱えて貰い、彼の肩に目を伏せた。
歩いている途中で誰かとすれ違った気配がした。
でもその気配が誰か何となくわかった。
ーー千冬「……兄ちゃん 、?」
ーー春千夜「よく分かったな。」
「さてと、んじゃ、」
「まず、東卍を案内するか、」
「目開けろ。」
ーー千冬「うん。」
目を開けるとそこはガラス張りになった、広い空間だった。
ーー春千夜「ここが、大広間的な空間。」
「……歩くか?」
ーー千冬「嫌だ。」
ーー春千夜「チッ、歩けや。」
そんなことを言いつつも彼は降ろしたりしなかった。
ーー春千夜「んで次が、食卓。
向かいの扉が風呂な。」
ーー千冬「うん。」
ーー春千夜「んで、こっちがそれぞれ幹部の部屋。」
「お前は自由に出入りしてもいい…のか?」
「まぁ、いいだろ。許可取ればいい。」
ーー千冬「うん。」
ーー千冬「結構広かったな、、」
ーー春千夜「んで、ここが最後。」
「拷問部屋。」
あえて扉を開けないでくれる彼は本当に優しいと思う。
感謝しかない。
ーー千冬「…、」
ーー春千夜「この中が、さっき見た生首とかあるやつな。」
「んで、その奥が牢屋的なとこ。」
「その先を言ったら、会議室」
ーー千冬「凄いところに会議室あるな、、」
ーー春千夜「他の場所から行けるけど、」
「ま、誰かと一緒じゃねぇとお前はいけねーから、」
「知る必要も無いな。」
「あ、んで、お前の部屋は、場地の部屋と花垣の部屋の間な。」
「日にちごとに誰かと行動することになる。」
「ま、だいたいお前の隣に誰かいるってことになる。」
「まぁ、大体は俺になる。よろしくな。」
ーー千冬「はい!」
ーー春千夜「ん。」
「あ、この部屋には絶対入んなよ?」
明らかにもわかりやすすぎる入っては行けない扉。
真っ赤な、扉で、「関係者以外立ち入り禁止」と書かれている。
ーー千冬「何があるんですか?」
ーー春千夜「言えねーな。」
「入ったら、お前はスクラップになるから、気をつけろよ。」
ーー千冬「うん、」
ーー春千夜「んじゃ、終わり。」
「今日俺は任務あるからよ、その間ら灰谷達といることになるかもな。」
ーー千冬「灰谷…、?」
あの灰谷兄弟が…?えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?
やだなぁぁぁぁ、、でも、幹部会にいなかった気がする。なんでだろ
ーー春千夜「あいつらにもしなんかされたら、ブザーならせばいいから。」
「それくらい分かるだろ。」
ーー千冬「うん、、」
やな予感しかいなぁぁぁぁぁい………、、
ーー春千夜「俺仕事すっから、お前は俺の隣でなんかするなりしとけ。」
「他の奴らのところに行ってもいいけどな」
ーー千冬「1回行ってみる!!」
ーー春千夜「おう。」
ここは誰の部屋だろ。弍、?機械の音がする。
どっかで聞いたことあるような……。
3回ノックをすると返事が帰ってきた、「どうぞ。」と。
ーー千冬「失礼します、!」
機械の音はどうやらミシンのようだ。
ーー三ツ谷「おう。来たか。」
「どうした。」
ーー千冬「なんとなくです 。」
ーー三ツ谷「ふはっwそうか。」
ーー千冬「……何作ってるんですか?」
ーー三ツ谷「んーー、、千冬のスーツかな。」
「もうすぐ出来上がり。」
彼の横に座り、眺めていると、彼は俺の方を見て微笑んだ。
ーー三ツ谷「何もそんな小さく座らなくたっていいのに w
その椅子座っていいよ。」
指を指した方の椅子に移動し座る。
ーー千冬「………… 。」
ーー三ツ谷「見てて楽しいか?」
彼の方を見つめ頷くと彼はまたもや笑った。
あれ、この世界は、意外とみんな幸せなのかな、と
感じる。が、そんなことないんだろうな、
ーー三ツ谷「あ、そういえば、ほら。手出してみ」
言われた通り手を出すと手の上に乗るくらいの小さなクマのぬいぐるみをくれた。
ーー千冬「!!」
こんなの初めて貰ったものだからすごく嬉しかった。
ーー千冬「ありがとうございますっ!!」
ーー三ツ谷「……ん。」
彼は嬉しそうに俺の頭を撫でた。
ーー千冬「へへっ♪」
俺も嬉しくて機嫌が良くなった。兄ちゃんに頭を撫でてもらった時みたいな気待ちになった。
暖かくて、優しい気持ちになる。
ーー三ツ谷「可愛いなぁ、」
彼の目は弟を見るような目で俺を見ていた。
ーー三ツ谷「もうちょっとでできるからな。」
ーー千冬「うんっ。」
ーー三ツ谷「よし。できた。」
「着てみ?」
ーー千冬「はいっ!」
彼から渡されたスーツはアイロンがけの後で、ほんのり暖かかった。
スーツを着ると袖から手が出てこなかった。
ーー三ツ谷「……あれ、?笑」
「前世の千冬の丈でやったんだけど、、、」
「デカかったみたいだな、笑」
「お前そんなちっちゃかったんだな笑」
「お前身長何センチ?」
ーー千冬「えっと、、148、?」
ーー三ツ谷「ちっさっ笑」
「お前、え、ちびじゃん笑」
ーー千冬「あーーっ!!チビって言ったぁ、…」
コンプレックスを言われたことで拗ねる。
ーー三ツ谷「悪かったって(笑)」
「前世168あったのに、148か、(笑)」
彼は面白がっている。俺は決めた。心に決意した。
絶対毎日牛乳のんで、
でかくなってやる、、
コメント
8件
千冬ちゃん!身長低い方が千冬ちゃんに似合ってるわよ!!!
え、もうほんとに好き。 扉開けたらたけとかじゃなくて三ツ谷なのがもっと好き。 ちふ身長ちっちゃくて可愛いぃい!!! 三ツ谷はよく笑うタイプやね!! 好きよ!!(? いちこめ!!!