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``白髪の少女´´


ゼルと名乗る少女と白髪の少女。

似てもつかない顔立ちだが、不意に白髪の少女の事を思い出す。

それは俺にとっては最悪な思い出で、``どうして死んでしまったのか´´という後悔と疑問の言葉が胸に残る。

「……何年経っても忘れられないってのは悪い事だね」

「……日向……」

綺麗な夜空に白い影が浮かぶ。

それは俺の同期でありながらも友だった。

日向は優雅に微笑んで、俺の隣に座った。

それと同時に俺を自分の白い羽に優しく包容した。

「……何だよ」

「いやぁ……これで気分が優れるかなぁ……って」

「………………」

俺の頬に触れながらそっと身体を抱き締められる。悪い気はしなかった。逆にとても懐かしく優しい感覚がした。

ぽっかりと空いていた何かが埋まった様な、そんな感じがして満足感に満たされる。

「……なぁ……日向……。あの少女は、何故死ぬ必要があった?」

その俺の言葉に日向は少し驚いた表情をしたが、すぐに微笑み、

「さぁね……死にたかったから、じゃないの?彼女は死を選び、自殺した……それだけの事だよ」

「……人は、そんなものか……?」

「……うん。死にたい人は死に、生きたい人は生きる。それが人間さ」

「…………」

「でも、死にたくても死ねない人と生きたくても生きれない人もいるみたいだけどね」

「……なんで死ぬんだ。死んだって何も変わらない」

「そうだね。でも……自分がもう``生きていない´´と言う変化はある」

「……なんでそんな変化を求める……?」

「……それは、僕達がもう知っている事だよ。僕も、君も、その為に``死んだ´´のだから」

「…………」

「さ、帰ろう?優君とゼルちゃんが待ってるよ、君の帰りを……ね」

……死ぬ事こそが救いだとは、俺は信じない。

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白髪少女目線みたいお☆

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