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桃紫 さく🌸
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コアラと木の実
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#Snow Man
fura
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side.❤️
そろそろ食堂に戻ろうとした時だった。
再びあの高架下に着く。
1人、都市の方へ顔を向けている男が見えた。
💜「人は強くないんだよ
みんな同じなんだよ
弱さ見せてしまうのは
まだ難しいけど」
そう静かに歌う彼。
オクターブ下げてみたり、上げてみたり。
一音もずれる様子はなかった。
❤️«…絶対音感、?»
それは俺の聞いたことのない曲で。
もしかして…作曲した、のか?
少しそんな考えが過る。
でも本人はスーツ姿で有名企業の社員証を首から下げている。
俺は自然と、そのハミングに対して足を使って音を取っていた。
心地のよいリズムの取り方に、感心する。
この姿に、俺の心は大きく動かされた。
趣味程度でも、向き合って集中すれば、彼のようになれるのかもしれない。
願えば叶う。
そう信じて。
❤️«…俺は作曲家になる。»
迷いながらも見つけた“夢”は、もう誰にも邪魔させない。
俺はそう心に誓ったのだった。
side.💚
歌いながら適当に歩いて、気づけば大きな橋の下。
俺には、足でリズムをとっている男が見えた。
気づいていないだろうと思い、俺は続けて歌う。
💚{朝なんて夜に閉じ込めて
baby もっと endless night
ぎゅっと甘く make you cry
真っ白い海へと so on my mind
溺れていたい}
どれだけ大きな声で歌っても、彼の耳に届いているとしても、彼の叩くリズムは変わらない。
富んだリズムキープ力に俺は尊敬の意を抱いた。
難しいはずの拍子さえ、簡単に打つ。
リズム感が人一倍があるのかな、と思った。
💚{…俺とは違って才能があるんだろうな。}
なんて、寂しいことを呟いてしまう。
しかし見えた、1泊のミス。
💚{!}
間違える様子なんて見せなかった彼が、今ここでミスを犯した。
ここで俺は悟る。
これは才能じゃない。
努力の結晶だった。
俺は初対面の彼と自分を重ねてみた。
💚{…自分って、ミスが怖かったんだ、}
それが俺のたどり着いた結論。
人の目をいつも気にしていた。
人に評価されるのが怖かった。
目の前にいる彼はミスをしてもすぐ軌道を修整し、何事もなかったかのように続けている。
その姿が、俺の心を止めた。
もう迷わない。
💚{俺は…歌手になりたい。}
それだけでは足りない。
決定的な1語。
💚{…歌手になる。}
迷いなく見つける夢なんて早々ない。
もう俺は、夢に向かって突き進むだけだった。
誰ももう怖くないから。
俺は自分のやりたいことに素直になることを誓ったのだった。
side.💜
誰よりも長くここにいた自信がある。
会社を抜けてここに来てから、ずっとここにいる。
すごく、居心地がよかった。
俺はずっと、会社の方を見て歌っていた。
💜「人は強くないんだよ
みんな同じなんだよ
弱さ見せてしまうのは
まだ難しいけど」
前に見える都市以外の情報は目じゃわからない。
気持ちよく歌っている時だった。
遠くから別の歌声が聞こえた。
💚{朝なんて夜に閉じ込めて
baby もっと endless night
ぎゅっと甘く make you cry
真っ白い海へと so on my mind
溺れていたい}
俺は歌いながらも、その透明感のある歌声に魅入っていった。
負けず嫌いの俺は、思わず声をもう少し大きくした。
別に競えるほど、俺は歌が上手いわけではない。
ましてはなにも才能を持っていないのに。
一方で彼は絶対何かを持っていた。
…きっと相対音感だろう。
顔も見たことない彼だが、尊敬するに値するのは事実だった。
…この人だったら、
俺が弾く不器用なギターでも、
素晴らしいステージに変えられるんだと思う。
感心していると、彼の歌声が聞こえなくなった。
俺は少し眉を下げる。寂しさを感じた。
少し後ろに目をやると、歌っていたであろう男は、別のところに目を当てていた。
その目からは、尊敬の意を感じた。
💜「…!」
俺も思わず、歌をとめる。
彼の目は、俺の忘れていた初心に近かった。
アンチが湧いてから、音楽に触れなくなった俺。
最初に弾き語りをした理由は、目立ちたかったから。
それだけだった。
💜「…笑」
初心を忘れていた。
俺は目立ちたいんだ。
こんな平社員なんてやってられない。笑
💜「…もう一回、
弾き語り、始めようかな。わら」
シンガーソングライターが夢だった。
まだ間に合うのなら。
💜「シンガーソングライターに…なりたい。」
俺は心にそれを誓ったのだった。
それぞれが今、夢を夜で見つけた。
叶えられるかは、彼ら次第だ。
次回完結です!
コメント
4件
3人に幸あれ😆🎉
全員絡まったぞぉ! いけいけ!💜❤️💚
夢をぉ… 夢を見つけたぁ!